成人になればいろいろできることが増えますが、それとともに責任も増してきます。
今は18歳から選挙権を認められるようになったので、少し成人のメリットが無いような気がしますが、
これから頑張ろうという気になれそうな一つの節目ですね。
1月には年中行事の一つ成人の日があります。
成人の日の由来とは 1月の第2月曜になった理由は 各地の成人式について紹介します。
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成人の日の由来とは
成人の日は国民の祝日の1つで「国民の祝日に関する法律」で定められている。
その中では「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます」ための日であるとしている。
1948年に公布・施行された祝日法で制定され1999年までは毎年1月15日でした。
この時の1月15日にした根拠は、その日が小正月であったことです。
この小正月はかつての封建社会の武士の文化として元服の儀を行っていた日だったからです。
成人を祝う儀式は昔からあって、貴族や武人の間では男子は11~16歳で元服という頭に冠を付けるという意味の儀式があった。
安土桃山時代からは庶民の間で前髪を剃る儀式をするようになりました。
女子では江戸時代になってから12~16歳で袖留という振袖を切って短くして普通にするという儀式をしていました。
昔は20歳ではなかったんですね。
そのようにして成人の日は1月15日に定められましたが、ハッピーマンデー制度の導入により2000年からは1月の第2月曜に変更されました。
1月の第2月曜になった理由は
さて、なぜ1月の第3月曜にならなかったのでしょう?
第2月曜だと15日になることはないですね、7x2=14ですから。
わざと避けたとしか思えないですね。
なんででしょうか?
実は理由があるんです。
1月15日を嫌っているわけではないのです。
1月17日に阪神淡路大震災があって、その日が阪神淡路大震災の日になっているためなんですね。
成人の日と阪神淡路大震災の日が重ならないようにしたんですね。
祝い事と「防災とボランティアの日」が一緒だと都合が悪いよね。
第3月曜を成人の日にすると1月1日が土曜日のときは1月17日が成人の日になりますからね。
また、国民にとっても長い休みがとりやすくなるのもハッピーマンデーの趣旨に合っているので問題がないでしょう。
1月1日が月曜日の時は、学校も冬休みが長くなるし、企業も年末年始休暇を延長しやすくなりますよね。
みんなハッピーな内容になったんです。
民主主義の社会では元々1月15日あたりにこだわる理由もないですからね。
各地の成人式について
ハッピーマンデー法に基づき、一応1月の第2月曜が成人の日にされていますが、地域によってはその日に成人式を行わない市区町村もあります。
その理由の一つは、成人式への出席率を上げるためなのです。
その成人式への出席率は今は大体50~70%くらいだそうです。
各地の対策は
千葉県の浦安市には若者に限らず誰でも行きたがるリゾート施設がありますね。
あの人気のテーマパーク「東京ディズニーランド」で成人式を行っているのだそうです。
行きたい気持ちにさせるような場所でするということです。
なんと、70%を超えているとか。
また、他の都道府県に通う人が参加しやすいように、大学生が春休みの時期である3月にしたりとか。
少し寒い地方でも3月に行うなど。人が集まりやすいようにしていますね。
豪雪地帯とかですと、真夏にするという地域もあるようです。秋田県の市町村では8割が8月だとか。
雪の中での移動は嫌ですからね。
なにかと考え出席率を上げるよう努力されているんですね。
まとめ
国民の祝日の1つ成人の日は元々は、昔の元服の日だった小正月の1月15日でした、時代の変化とともにハッピーマンデー法の施行によって1月の第2月曜に変更になりましたが。
1月の第2月曜になったのは主に阪神淡路大震災の日(防災とボランティアの日)が重ならないように配慮されてのことです。
成人式の出席率を上げるため、各地の市区町村は成人式の場所を参加したくなる場所を選んだり、成人の日に成人式をするのではなく、参加しやすい時期を選んだりして努力されているようです。