昔は高齢者になれば、貯金の利子で暮らせるとか、年金が充分支給されるから安泰だというのが常識でしたが。
これからの高齢者はみんながみんなそうとは限らないようです。
余裕のない高齢者は老後の生活に不安を覚えるようになり、飛行機などの旅行を見合わせるようになるかもしれない。
そんな高齢者に有利な割引制度がある航空会社があるようです。
スカイマークの高齢者割引、シニアメイト1とそのメリットの検証について紹介します。
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スカイマークの高齢者割引
スカイマークいろいろありましたが、上場廃止後も営業されているのですね。
スカイマークの高齢者割引も国内線の運賃に対してのみ適応されます。(JALやANAと同じです)
国際線には高齢者限定の割引制度は無いようです。(JALやANAも同様)
JALとかANAとかは当日の申し込みになりますがスカイマークは前日の朝7時からスカイマークのホームページ(PC、スマホなど)、予約センター(営業時間8:00~20:30)、スカイマーク空港カウンターおよび旅行会社で予約が可能なのです。
ただ、利用する便の状況で、予約ができない場合もあるらしいので、事前に確実に予約できるとは言えないようです。
なので、予定として確約できるとは言い切れないですね。
まあ、ANAやJALよりはとれそうな気がしますけどね。
スカイマークの高齢者割引で申し込むと半額以下の料金のときもあるようです、少ないときでも約30%くらいは安くなるようです、お得ですね。
スカイマークのこの高齢者割引のことを「シニアメイト1」と言います。
シニアメイト1
スカイマークの国内線において、満60歳以上の人が、搭乗日前日朝7時から当日までに、出発空港にて該当する航空便で予約ができます。
全ての便にあてはまるわけでなく、決められた便限定で販売座席数を限定していますが、予約が可能な時点でお申し込みすれば座席が確保されます。
予約さえできれば、当日空港に行って搭乗できないということがありません。
満60歳以上の確認には、搭乗手続きの際に、係員が年齢確認をしてくれます。以下の公的身分証明書の提示が必要なので、携帯していきましょう。
公的身分証明書(生年月日が記載された)
*運転免許証・パスポート・健康保険証、学生証など
(自動チェックイン機での搭乗の際にも係員が年齢確認をします。)
旅客施設使用料を加算する場合があります。(対象となる空港発着の場合、羽田空港、中部国際空港、茨城空港)
シニアメイト1の取消には払戻手数料500円(1人1区間)と取消手数料5000円(搭乗予定便出発時刻まで)が必要です。
搭乗予定便出発時刻が過ぎれば払戻はされません。(旅客施設使用料だけは払戻されます)
払戻の有効期限は予約搭乗便の翌日から起算して10日以内ですから忘れずに払戻してもらいましょう。
シニアメイト1のメリットの検証について
満60歳以上のスカイマークのシニアメイト1を利用するには少しの”運”が必要ですね。
行きたい時に必ず空席があって確保できるかどうかがわかりません。(JALやANAよりも確保できそうですが)
かといって、別の予約をしていたら、当日空席があってもシニアメイト1に振り替えることはできません。
その事前予約分を取り消してからシニアメイト1に申し込まなければなりません。
当然、払戻手数料や取消手数料がかかることになります。
SKYセールで申し込んだ場合は払い戻しができません。
前割1、前割3、いま得、たす得などで申し込んだ場合は払戻手数料500円(1人1区間)と以下のような取消手数料を支払わなければなりません。
航空券購入後から搭乗予定便出発時刻までは
前割1と前割3 | 2000~3000円 |
いま得 | 4000~5000円 |
たす得 | 2500円 |
前割1や前割3は発着地により値段が変動します、いま得は搭乗日の30日までと29日以降で値段が変動します。
搭乗予定便出発時刻以降
前割1と前割3 | 4000~8000円 |
いま得 | 払戻不可 |
たす得 | 払戻不可 |
それぞれの運賃と支払う払戻手数料や取消手数料を加味して予め別の割引サービスを予約するかどうかをお考え下さい。
まとめ
スカイマークのシニアメイト1は搭乗日前日朝7時から当日までに該当する便の限定された座席に予約できれば利用することができます。
ただ、事前にその便が予約することができるかどうか特定できないため、子や孫、友人などと旅行計画を立てるには不向きな制度のようです。
JALやANAよりは確保しやすい高齢者割引サービスですが、前日に計画を決めて行くような形でないと家族旅行などは難しいですね。