夏になると、気温が上がり湿度が高くなる日が続くこともありますね、そんなときに活動的にしていると、体がだるくなったり、食欲不振になったりすることがありますよね。
注意していないと、知らぬ間に疲労を溜めこんで夏バテになっちゃったなんてことになります。
猛暑日などに大汗をかいたりすると、水分と一緒にカリウムもたくさん失われてしまうことがあります。また体調を崩して下痢や嘔吐をしたりすると消化液とともにカリウムは体の外に出ていってしまいます。
カリウム不足が原因でだるさと疲労を感じている場合はそのカリウム補給で改善される場合があります。
そんなときにどんな食品を摂ったらいいのか、その摂取に際しての注意点について考えてみたいと思います。
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夏バテ解消にカリウムが役立つ時は
ほとんどの食品にカリウムが含まれていますので、普通に生活し普通の食事をしていれば欠乏することはないと思います。ただいろんなことが原因で不足することもあるので注意は必要です。
カリウムは生体内でいろんな働きをしています。神経細胞の情報を伝えたり、筋肉の収縮や弛緩に関わったりしています、また細胞内液に存在し浸透圧を調節してバランスを保っています。
そしてカリウムはナトリウムの腎臓の尿細管での再吸収を抑制し、ナトリウムを尿と一緒に体外へ排泄したりして血圧を下げる作用をもたらしたりもします。
この中で、筋肉の収縮と弛緩に関わるところがうまく機能しないと、筋肉の伸縮がうまくいかないようになり、腸などにも悪い影響が出て食欲不振になり疲れやすくなるようです。
これが夏バテの原因の1つとしてカリウム不足があげられる理由です。カリウム不足からきている夏バテにはカリウム補給が有効になります。
それでは、実際どんな食品を摂ればいいのか、食品のカリウム含有量について見てみたいと思います。
夏バテ解消に役立つカリウムが多く含まれる食品
カリウムはバナナが多いとか言われていますが、バナナは100g当たり360mgです。お手軽に食べられるものの中でそう言われているんでしょうか。干しブドウなんかは100g当たり740mgあるのにね。一度に食べれる量も勘案されているのかもね。
ちなみにトマトは100g当たり210mg、ミニトマトは100g当たり290mgとなっています。
次の表にのせたのは、100g当たりのカリウムの量(mg)の多いものですが、他にもたくさん多く含まれているものはあります。
あなたの好きなもので補給できれば効果が早く出ることも考えられるので試してみてくださいね。
私なんかはアーモンドを選びますね、好きだから。
それぞれの食品で1食に食べる量とかがあるので、カリウムを補給するのに参考にしてくださいね。
食品名 | 100g当たり含有量(mg) |
パセリ | 1000 |
ピスタチオ | 970 |
アーモンド | 740 |
アボガド | 720 |
納豆 | 660 |
サトイモ | 560 |
明日葉(生) | 540 |
サツマイモ | 540 |
にんにく | 530 |
モロヘイヤ | 530 |
おかひじき | 510 |
鮎 | 510 |
にら(生) | 510 |
鯛 | 500 |
しそ | 500 |
ほうれん草 | 490 |
かぼちゃ | 480 |
たけのこ | 470 |
夏バテ解消のためのカリウム摂取に注意する点
カリウムと同時にナトリウムを摂りすぎると、ナトリウムと同じくカリウムの排泄もすすんでしまうので注意しておいてください。
カリウム不足でカリウムを補給する時に食べ過ぎて過剰に摂取することがないのか気になりますよね。でも、一度にたくさん食べすぎても吸収するには限度があるだろうし、普通の人は腎臓が正常に働いていて余分なカリウムは尿と一緒に排泄され一定に保たれるので、果物や野菜などをたくさん食べたとしても過剰になったりしません。
ただ透析をしていたり腎機能に障害のある人の場合は注意が必要です。場合によってはカリウム過剰になることがあり、吐き気をもよおしたり筋力低下や四肢のしびれも出てきたりして不整脈を起こし、ひどくなると心停止なども起こりかねないこともあるため。その都度医師に相談して食べ方を調整する必要が出てきます。
まとめ
夏バテにはいろんな原因が考えられます。その原因をつきとめそれぞれに対策をすることで解消するようにしましょう。
原因がカリウム不足のような場合はカリウムを補給するなどして夏バテを改善する。そのためには何をどうすればいいか迷ったときに、私の考えたことが1つの参考になれば幸いです。