夏の暑い盛りに、自然豊かな高原で趣味のスポーツを楽しむことが通例になっていたころ、毎年そこを訪れると、ネットで知り合ったその地域の人々がスイカなどと一緒に、よくそうめんをふるまってくれたのを思い出します。
スポーツをして汗を流した後に食べるそうめんのおいしさは格別で、大変満足して帰路についたものです。
あの頃のそうめんの味は忘れがたいですね。
また、機会があれば食べたいなと思うのですが。
そうめんはさっぱりとした喉ごしの良い食感からは、想像ができないのですが、意外と高カロリーらしく、スポーツなどをしてカロリーをたくさん消費していなければ、太る原因になってしまいます。
そうめんをヘルシーに食べるにはどうすればいいのか、その栄養素や、おすすめなレシピについて紹介します。
Contents
そうめんをヘルシーに食べるには
スポーツを楽しんでいたころに、よく腹いっぱいに食べていたそうめんですが、スポーツをほとんどしていない今ではそうめんを食べるには注意が必要です。
ご飯1膳(160g)のカロリーが269kcalなのに対し、そうめん1人前(乾麺で100g分、ほぼ2束)のカロリーは343kcalです。ご飯よりもカロリーが高いということを念頭においてください。
その上、暑い最中にあの冷たいのどごしですから、よく噛まずに食べることになり満腹感が得られないままついつい食べ過ぎになることもあり得ます。
そうめんつゆをかけるだけでも、ツルツルとおいしく食べられるので、それだけになってしまうこともありますね。
そうなれば、そうめんにはそれほど栄養素がないため、健康を考えて、そうめんの他に加える具などで栄養素を補う必要があります。
また、暑い夏場には冷たいそうめんが気持ちよくてはしもすすみがちですが。体を冷やすことは、代謝を下げることにもなり、カロリーを溜めこむことにもなりかねないので避けたいところです。内臓が冷えるのも良くないですから。
そうめんの栄養素は
ここでご飯(160g)とそうめん(乾麺として100g分、ほぼ2束)の比較をしておきます。
ご飯(160g) | そうめん(ほぼ2束) | |
カロリー | 269kcal | 343kcal |
たんぱく質 | 4g | 9.45g |
脂質 | 0.48g | 1.08g |
炭水化物 | 59.36g | 69.66g |
ビタミンE | 0.27mg | |
ビタミンB1 | 0.03mg | 0.05mg |
ビタミンB2 | 0.02mg | 0.03mg |
ナイアシン | 0.32mg | 0.54mg |
ビタミンB6 | 0.03mg | |
葉酸 | 4.8μg | 5.4μg |
パントテン酸 | 0.4mg | 0.68mg |
ビオチン | 0.8μg | 1.08μg |
ナトリウム | 1.6mg | 229.5mg |
カリウム | 46.4mg | 13.5mg |
カルシウム | 4.8mg | 16.2mg |
マグネシウム | 11.2mg | 13.5mg |
リン | 54.4mg | 64.8mg |
鉄 | 0.16mg | 0.54mg |
亜鉛 | 0.96mg | 0.54mg |
銅 | 0.16mg | 0.14mg |
マンガン | 0.56mg | 0.32mg |
セレン | 1.6μg | 16.2μg |
クロム | 2.7μg | |
モリブデン | 48μg | 8.1μg |
そうめんにはビタミンEやクロムが含まれているがビタミンB6が含まれていない。というのがご飯との主な差ですね。
そうめんのビタミンやミネラルの栄養素は全体的に1日に必要な量としては少なめで、ミネラルのセレンやモリブデンだけが1日量に近い値を含んでいます。
すなわち、ビタミンやミネラルとしては栄養価は低めであると言えます。水を使った調理ではほとんどが流出してしまうためこの辺を補うものを摂らないといけないみたいです。
そうめんのヘルシーなおすすめレシピ
そうめんが似合う夏場なら、温かいトマトそうめんを提案します。
温かいトマトそうめん
材料(1人分)
そうめん:1束
トマト:1個
椎茸:1個
ネギ:5cmくらい
かまぼこ:数枚
卵:1個
水:400cc
ほんだし:小さじ半分
塩:小さじ半分
1)トマトは半分はみじん切りで残りは好きな大きさに切る。ネギは斜め切り、椎茸、かまぼこは薄く切ります。
2)そうめんを固めにゆで、ザルで流水でもみ洗い、水気を切ります。
3)鍋に水400cc、ほんだし小さじ半分、塩小さじ半分を混ぜて入れ、それにみじん切りトマトと斜め切りのネギを入れ火にかけます。沸騰すればかまぼこと椎茸を入れ煮ます。
4)それから卵を溶きほぐして入れたら、そうめんと残りのトマトを入れます。
5)後に入れたトマトが温まったら出来上がりです。
まとめ
夏場に良く食べるそうめん、健康を考えれば、あえて温かくして食べる方が良いと思います。紹介したレシピは1例ですので、他に良さそうな温かレシピがあれば試してみてくださいね。
できれば、タンパク質、食物繊維、鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2に注目して栄養バランスが整ったものを考えることをおすすめします。