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しじみは二日酔いに良いの 含まれる成分と 効果的な食べ方

 

 

 

歓送迎会や忘年会などで浮かれた気分も手伝って、ほんのちょっとのつもりが、はしゃいでお酒を飲み過ぎた次の日の朝。

目が覚めると頭痛と吐き気のお出迎えがあります。

後悔先に立たずの言葉が頭をよぎりますが、時すでに遅しの状態ですね。

なんでそんなに飲んじゃったんだろうとその時は反省しますが、また次の機会には同じ過ちをついつい繰り返すものです。

下戸の私は他の人に比べ少量の酒でも、このような二日酔いの状態を味わうことがありましたが、自分がお酒には弱いんだなと自覚して、お酒を飲むのをやめてからはぱったりしなくなりました。

もう、相当長い間、二日酔いになったことがありません。

その二日酔いをお手軽に食べることで良くするものなどはいろいろありますが。

しじみがどうなのか、その有効とされる成分は何があるのか、効果的に食べるにはどうすればいいのかを紹介します。

 

Contents

しじみは二日酔いにいいの

夏が旬のしじみは昔から胃腸を整えたり、夏バテ予防などに用いられてきました。民間療法としていろいろ使われてきていました。

庶民は長い歴史の中で経験的に良さを発見していたのですね。

中国の有名な薬学書「本草綱目」にもしじみの記述があり「しじみは・・・湿毒を下し、酒毒、目黃を解す」。

江戸時代の文献にも。しじみが黄疸の治療に用いられていたという記述が残っているとか。

これらのことからもしじみは肝臓に良い効果をもたらすということが期待できると言えます。

つまりは二日酔いにもいいと言えるでしょう。

 

しじみの二日酔いに良い成分とは

しじみの二日酔いに良いとされている成分とは、「オルニチン」という成分です。

人間の必須アミノ酸の1つで、肝機能サポートや疲労回復作用、またコレステロールにも作用するという健康的な成分です。

オルニチンは肝臓に深く関係していてアンモニアなどを解毒する代謝である「オルニチンサイクル」に必要不可欠なものです。

アンモニアはエネルギーを作り出すときには必ずできてしまうもので、この無毒化、要するに解毒を行い排泄させるのが肝臓の役目になっています。

アンモニアの除去が進まなければエネルギー代謝の1つであるTCAサイクルなどいろいろな肝臓の働きが阻害されるので、オルニチンの働きが重要になります。

つまりは、オルニチンは肝臓の機能を向上させ保護してくれる成分といえるでしょう。

だからオルニチンは二日酔いにも効果を発揮するであろうと期待されているのであります。

(食品(100g当たり)に含まれるオルニチン)

食品 オルニチン量 食品100gの目安
しじみ 10.7~15.3mg 約35個
キハダマグロ 1.9~7.2mg さしみ7~10切れ
ヒラメ 0.6~4.2mg 約1切れ
チーズ 0.8~8.5mg 約5枚(スライスチーズで)
エノキタケ 14.0mg 約1.2袋

協和発酵バイオによる

 

もう1つ含まれている成分「タウリン」もアルコールの分解を助けると期待できる成分です。

タウリンは胆汁酸の分泌を促進する作用も認められています。

タウリンはしじみ100g当たり、だいたい32mg含まれています。ちなみにあさりは100g当たり210~420mgです。

 

しじみの二日酔いを良くする効果的な食べ方は

しじみのオルニチンと言う成分は、調理することで半分ほど流れ出してしまうので、調理後のしじみだけを摂取すると効果が不十分と考えられます。

なので、流れ出したところの汁も食することのできる、味噌汁というものが最適でしょう。

そしてその味噌にも「コリン」という成分が含まれているので二日酔いに対処している肝臓に働きかけることが見込まれているのである。

二日酔いの翌日の朝には味噌汁を食べて、アルコール分解で大変だった肝臓をいたわりたいですね。

 

まとめ

ストレスの発散のために飲酒をすることもいいですが、二日酔いはほどほどにするように、予防法や対処法を考えることも重要です。

充分注意していても、時には二日酔いになることもあるでしょう、そのときはしじみの味噌汁の助けを借りるのも一つの選択肢としてとっておいてください。お酒の飲み方を考えたり、二日酔いの対処法も身に着け、お酒とは良い関係を築いていきたいですね。

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