大晦日は家族みんなで集まって、ちょっとごちそうを食べて過ごすことが多かったので楽しいイメージを持っています。
大晦日が近づくと、少しワクワクしませんか。
おせち料理の中身には好き嫌いがありましたが、みんなで集まって食べると楽しいものです。
我が家ではTVで音楽番組などを見て、除夜の鐘が鳴り響くころに、食べるのが「年越しそば」でした。
年越しそばの由来とは、いつ食べるのがいいの、喪中の時はどうするのかを紹介します。
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年越しそばの由来とは
なぜ、大晦日に「年越しそば」を食べるようになったんでしょうか?
親がそうしていたので、私は由来や理由も知らずに食べていました。
そういうものだと思っていましたからね。
調べてみれば、大晦日にそばを食べるという習慣は江戸時代ぐらいに定着したのだといわれています。
なんか、縁起がいいのだとか。
どんなふうに縁起がいいのかと疑問に思いませんか?
そばの作り方にあるとか。
そばは長く伸ばして細く切ってつくる食べ物なので、その”細く長く”ということを「健康で長寿」や「家運が長命」にこじつけているように私には思えるのですが、家族の健康や長寿いいんだよということで縁起をかついで食べるようになった説が一般的とされています。
実際に、そばはそれに含まれる食物繊維の働きで身体の毒素をとっぱらってくれるといわれていて、長寿にもいいとされていること、また、そばに含まれるルチンという成分が高血圧の予防と改善や肌をイキイキさせるコラーゲンの生成に関わっているとされています。
他にもビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、カルシウム、カリウム、鉄、ナイアシン、コリン、必須アミノ酸などがそばには含まれています。
結構、そばって身体にいいものなんですね。
昔から、そばを良く食べる山村には長寿が多いといわれているらしいですから。
これはあながち嘘ではないですね。
また、別の説としては、そばは他の麺類に比べて切れやすいことより、一年の災厄を切り捨て振り払いたいという願いから食べられるようになったんだといわれています。
これも、結構こじつけかなと思ってしまいますが、何事も良いように考えて未来に希望をもって生きるようにしていたんだなと思います。
もう一つの説で、江戸の細工師が散らばった金粉を集めるのにそば粉を丸めたものを利用していて、金を集めるものということで金運を願って食べていたというものもあります。
まあ、いろいろあるんですね、推測でしかないですが。
いつ食べるのがいいの
一般的に12月31日のうちに食べればよいとされています。
なぜだと思いますか?
それは由来の中にヒントが隠されています。
勘のいいあなたならわかりますよね。
そばが切れやすいということから、一年の災厄を打ち切りたい、すなわち、災厄は年を越さずに処理したいですよね。
一年の区切りである大晦日に、その年起こったいろいろなことを精算するために「年越しそば」を食べてすっきりしようということなんですね。
区切りとなると大晦日の夜のあたりが良いように思いますね。
我が家でもいつも夜中でした。
テレビなんかでは31日の昼間に年越しそばを食べてる風景が流れてましたけどね。
喪中の時はどうする?
「喪中」とは近親者が亡くなったときに、その死を悲しんで遺族が身を置く、一時的に慶事から外れる時期といえます。
だいたい近親者が亡くなってから1年間とされていますが、禁忌事項の内容、宗派と死者との関係によって、その期間はさまざまとなります。
喪中とは慶事、つまり、祝い事から外れる時期ということです。
それに対して、「年越しそば」は家族の長寿、金運を願い、災厄を振り払うものです。
「年越しそば」は祝い事というよりも願い事のように思えますよね。
縁起を担いて食べられるものなので意味合いが全く違います。
別に祝い事をしてはしゃいでいるわけではありません。
ですので、喪中であっても年越しそばは食べられます。
家族の幸福を故人も願っていると思いますよ。
まとめ
年越しそばは家族の長寿・金運を願い、一年の災厄を振り払い、新年を迎えるために縁起を担いで食べるものなのです。
その意味合いから、12月31日に食べることになっていて、また、その意味合いから喪中であっても食べることはかまわないとされています。