Apple IDにはセキュリティ機能がありますが、全てが最初から設定されているわけではなく、購入後に自分で設定しなければだめなものもあります。
過去にはアップルからアカウント情報が漏れた可能性があるとの報道があるので、セキュリティはより強固なものにしておきたいですね。
iPhoneユーザーとしてApple IDを守るために導入しておきたい認証というのがあります。
iPhoneでApple ID乗っ取りに備えるには その設定方法と使い方について紹介します。
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iPhoneでApple ID乗っ取りに備えるには
大企業でも情報漏えいがあったとかいうニュースを時々耳にすることがあります。
そんなことを考えると、セキュリティを企業任せで済ますには危険だと思います。
各自が強固なセキュリティを設定することが当たり前な時代になってきています。
自分が注意していても、他から情報が漏れてApple IDが乗っ取られることもあり得ると心しておく必要があるようです。
Apple IDが乗っ取られれば、意志に反してロックされたり、登録しているクレジットカードを見られてしまうなど大変なことになります。
そのための備えでより強力な「2ファクタ認証」の設定をしておきましょう。
Apple IDの2ファクタ認証とは、Apple IDの認証を二重化することでセキュリティを強化し、万が一パスワードが外部に漏れたとしても、本人以外はアカウントに侵入できないようにする認証システムです。
その設定方法
Apple IDの2ファクタ―認証は、現在、iOS9以降のものを搭載しているiPhoneを1台以上お使いのiCloudユーザーが利用できます。
(他の Mac、Apple Watch、Apple TV、iPad、iPod touch、Windowsパソコン(Windows用iCloud5などがインストールされている)でも設定が可能です。)
デバイスによっては一部のApple IDは最初から2ファクタ認証で保護されている場合があります。
(新しい端末では最初のセッティングの時点で2ファクタ認証が自動的に有効になります。)
その場合はパスワードとセキュリティの中の「2ファクタ認証」で「オン」と表示がでています。
この場合は改めて設定する必要がありませんので、そのままにしておきましょう。
設定されていない場合にはApple IDの2ファクタ認証を有効にしましょう。
1.ホーム画面にある「設定」アプリをタップします。
2.設定画面で一番上の自分の名前のあたりをタップして、以下のApple IDと書かれた画面にアクセスします。(iOS 10.2以前のOSの場合はiCloudをタップします)
3.次に「パスワードとセキュリティ」をタップします。
4.画面の中ほどにある「2ファクタ認証を有効にする」をタップします。
5.次に「続ける」をタップします。
6.サインイン時に確認コードを受け取りたい電話番号を入力します。
7.それから受け取り方(コード、テキストメッセージ、自動音声案内)を指定しておきます。
8.「次へ」をタップすると、その指定した電話番号にAppleから確認コードが届きます。
9.その確認コードを所定のところに入力して、確認作業を済ませると、2ファクタ認証が有効になります。
使い方について
2ファクタ認証を有効にすると、それぞれのデバイスでApple IDにサインインする時のセキュリティが大幅に強化されています。
なので、くれぐれも以下のことには注意しましょう。
1.Apple IDのパスワードを忘れない。
2.全てのデバイスでデバイスパスコードを使いましょう。
3.信頼できる電話番号は常に最新の情報を登録しておく。
4.信頼できるデバイスはセキュリティのかなめになるので、物理的に安全に保管しておきましょう。
まとめ
iPhoneで2ファクタ認証を設定すれば、アップルからパスワードのような個人情報が盗まれても、Apple IDを乗っ取りから守ることができます。
新しい端末では最初のセッティングの時に手順さえ間違わなければ自動的に設定されていますから設定は不要になります。
設定が不要かどうかの確認は、2ファクタ認証の横に「オン」と表示されていますからわかりやすいです。