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シートベルトリマインダー助手席・後部座席も義務化!いつから?対象となるものは?

新型車に対しシートベルトの警告音「シートベルトリマインダー」の義務化を現行の「運転席のみ」から「助手席・後部座席」を含む全席に拡大する。

その時期と対象となるものなどについて紹介します。

Contents

シートベルトリマインダー助手席後部座席も義務化

シートベルトリマインダーとはクルマの座席でシートベルトをしていない時に出る警報のことですが、その意味や拡大への経緯などについて考えてみます。

シートベルトの警告音が鳴る意味

シートベルトは事故が起きたときの命綱とも言える。

着用していたので命を守れたとなる場合が非常に多い。

着用時と比べて非着用時は致死率が約14.5倍となると警視庁の調べでわかっている。

でも、平和な日常生活の中では、ともすると、「面倒だ」「窮屈だ」などとシートベルトはなおざりにされがちである。

なかなか着用を意識づけることが難しいのが現状です。

諭す方もうまく説得できない場合もあるかもしれない。

そこで、警告音が出ると、やはり注意を向けざるを得なくなる。

そしてその際に、警報音を止めるため「シートベルトをしなければ」と思いなおすことになる。

シートベルト着用率を上げるための一工夫をしているのです。

シートベルトリマインダーを助手席後部座席へ拡大

シートベルト着用は1992年に運転席と助手席が、2007年には後部座席も義務化されました。

その後、死亡者が減っているのは確かですが、まだ、ともすれば怠りがちな後部座席で、シートベルト非着用で死亡に至ることもあるので、

意識づけをして死亡者を減らすためにも「シートベルトリマインダー」の義務化を全席に拡大したのです。

国土交通省が国際基準の改正案の採択とともに導入することを決めました。

助手席はそれほど非着用者が多くないのですが、後部座席が減ったけど助手席が増えたでは本末転倒なので同時にされたのでしょう。

今までは運転席に座っているドライバーだけがシートベルトリマインダーにチェックされていたのを、助手席や後部座席もチェックされようにしました。

これで、意識づけがなされるので、シートベルトの非着用も減ることが予想できます。

一度動作したシートベルトリマインダーが解除されるには/h3>

シートベルトリマインダーが作動した後に止めるにはどうすればいいのかを紹介します。

シートベルトを着用すれば警報音と警告表示は消える

一度作動したシートベルトリマインダーも再度シートベルトを締めた時点で解除されます。

ずっとそのままじゃないので、ちゃんとシートベルトを締めましょう。

シートベルトを着用しても警報音や警告表示が消えない場合とは

この場合は車の故障ですから、早急に修理に出すようにしましょう。

義務化はいつから?

国土交通省は2017年6月22日(木)に道路運送車両法での保安基準を改正し、シートベルトリマインダーの対象を、全席に拡大して、

2020年9月1日以降の新型車から搭載を義務付けました。

対象となるものは?

現行の保安基準では乗車定員10人未満の乗用自動車と小型貨物車、軽貨物車の運転席のみにシートベルトリマインダーの装備の義務がありました。

改正後の保安基準では

(1)自動車の運転者席、助手席と並列の座席については

全ての自動車において

1)イグニッションON時に非着用の場合、表示で警報する。

2)走行時に座席ベルトを外すと表示と音で警報する。

というシートベルトリマインダーの装備を義務付ける。

(2)自動車の後部座席については

乗車定員10人未満の乗用自動車、車両総重量3.5t以下の貨物自動車において

1)イグニッションON時に非着用の場合、表示で警報する。

2)走行時に座席ベルトを外すと表示と音で警報する。

というシートベルトリマインダーの装備を義務付ける。

シートベルト非装着が許される場合は?

消防車などにおける緊急車両。

公職選挙法の適用を受ける選挙カーでの選挙中。

警察官などの公務員が職務上で自動車を運転する場合。

郵便物の配達、ごみ収集などで頻繁に乗り降りする区間での業務の場合。

古い旧式のクラシックカーなどで、シートベルトが付いていない場合。

けがや障害、妊娠などでシートベルトの着用が健康上適正でない場合。

バック時の後方確認時。

などではシートベルト着用を免れます。

シートベルト非装着の違反点数と罰則

道路交通法上の道路のどこを走っていても、シートベルトの非着用は違反になりますが、

運転席・助手席のシートベルトの非着用は違反点数1点が運転者に課されます。

後部座席は高速道路においてのみに違反点数1点が運転者に課されます。

一般道路においては口頭注意になります。

いずれも反則金はありません。

まとめ

新型車に対しシートベルトの警告音「シートベルトリマインダー」の義務化を現行の「運転席のみ」から「助手席・後部座席」を含む全席に拡大します。

シートベルトを怠りがちでいままでの習慣が抜けない場合は、警報音が頻繁になるかもしれません。

自分の命を守るためしっかりシートベルトをしましょう。

2020年9月1日以降の新型車から以下のような搭載を義務付けました。

自動車の運転者席、助手席と並列の座席については、

全ての自動車において

1)イグニッションON時に非着用の場合、表示で警報する。

2)走行時に座席ベルトを外すと表示と音で警報する。

というシートベルトリマインダーの装備を義務付ける。

自動車の後部座席については

乗車定員10人未満の乗用自動車、車両総重量3.5t以下の貨物自動車において

1)イグニッションON時に非着用の場合、表示で警報する。

2)走行時に座席ベルトを外すと表示と音で警報する。

というシートベルトリマインダーの装備を義務付ける。

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