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お歳暮とは お中元との違いと 熨斗書きについて


 

 

早いもので、あっという間に1年は過ぎていきます。

そして年末が近づくと、1年間お世話になったあの人に、ふだん会えないあの人に、何を贈ろうかと考えるようになります。

11月末より、お歳暮商戦は本格化するのですが。中には師走の忙しさに追われて準備をわすれ、年の暮れになってから慌てて準備する人もいるでしょう。

今年こそは余裕をもって準備しようと考えている方に、お歳暮とはどういうもので、お中元との違いはどうなのか、またその熨斗書きはどうするのかを紹介します。

 

Contents

お歳暮とは

お歳暮はお正月にやってくる神様にお供えするお供え物として始まりました。

その神様は年神さまという神様で、初日の出とともに山から下りてきて、各家々にやってくると言われています。

年神様は稲の豊作をもたらす神様として古来より大切に扱われていたり、また、神道の神様とも言われ、万物(山、川、森、野生動物など)を崇拝するものであったりします。

そんな年神様にお供えするものを贈る習慣が現在に伝わり、やがて、贈答品そのものをお歳暮と呼ぶようになり今に至っているということです。

また、もう一つの側面としては、江戸時代などに、商売の掛売として「盆と暮れ」にそれぞれ半年分の請求書が届きそれらをまとめて支払うことになっていました。この支払の際に日ごろお世話になっているお礼と、新年もよろしくお願いしますという気持ちを込めて贈り物をするようになったとも考えることができるでしょう。

お歳暮は贈らなければならないものではないですが、日ごろお世話になっている人や、普段会えない人に感謝の気持ちを込めて年の暮れに贈ります。

喪中の時はお歳暮はどうする?

お歳暮も日ごろお世話になっている方へのお礼であり、お祝いではないので、先方が喪中の時でも贈ってかまいません。

もちろん飾りである水引は掛けずに贈りましょう。

こちらが喪中の時も同じですね、ただ相手先に気になさる方がいらっしゃる場合は、四十九日を過ぎてから飾りである水引は掛けずに贈るようにしましょう。

 

お中元との違い

時期的なものでは、

お中元は7月~9月くらいに贈るのですが、お歳暮は12月10日~20日くらいに贈ります。

意味合い的なものでは、

お中元は半年間お世話になりました、または、夏の暑さに負けないようにしてくださいという気持ちで贈りますよね。

お歳暮の方は1年間お世話になりました、または来年もよろしくお願いしますという気持ちで贈ります。

贈るものとしては、

贈るものは夏場と冬場の違いがあります。お中元は夏場の暑いのを乗り越えてもらえるようなもの、お歳暮は、年末はみんなが集まる傾向があるので、皆さんで楽しめるもの、とか、新年を迎える準備に必要なものなど、ですね。

それぞれで適したものを考えて贈りましょう。

 

熨斗書きについて

お中元については以前にも書きました、地域によって表書きの書き方がいろいろ変わります。

関東など、一般的には7月初旬~15日はお中元、7月16日~8月7日(立秋)くらいは暑中お見舞い、8月7日くらい~31日は残暑お見舞いですが。

関西では、7月15日~8月15日はお中元、8月16日~31日は残暑お見舞いになります。一部の地方ではこれ以外になる場合もあります。

お歳暮ではどうなるかですが。

地域の違いはなく、12月10日~20日はお歳暮、12月21日~31日は寒中見舞い、1月1日~7日お年賀、新年のご挨拶、1月8日~2月4日(立春)寒中お見舞いというふうにそれぞれの熨斗の表書きをします。

 

まとめ

お中元もお歳暮も贈らなくても別にいいのですが。もし贈られるならお中元とお歳暮、あるいはお歳暮だけとするほうが良いようです。お中元だけというのは避けたほうがいいでしょう。

暮れのお歳暮はお世話になったあの方に感謝の気持ちを込めて贈りましょう。

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