知り合いや親戚のご不幸があったときは、慰めのためにすぐにでも駆けつけたいですが、急なことなのでいつも行けるとは限らないですね。
遠方であったり、いろんな都合があっていけないこともあるでしょう。
そんなときに、香典は送っていいのか、送り方はどうすればいいのかなど、いろいろ悩みますよね。
そんな場合に、香典を郵送するのはどうなのか、送る時期や方法などを紹介します。
Contents
香典は郵送でもいいの
香典は本来は送るものではないですが、遠方であるとかいろいろ事情があって直接届けることができない場合は郵送してもいいでしょう。
最近では家族葬をする場合もあり香典をけっして受け取らないケースもありますから、事前に、ちゃんと弔意をご遺族様に示し、香典を郵送したい旨を伝えて確かめることが必要になります。
もし、ご遺族様が香典を受け取られない場合、気がすまないなら、代わりにお供えとしてお線香や果物などにお手紙を添えて送ることを考えてはいかがですか。
電報には押し花電報のようなものがありますからそれを活用してもいいかもしれないですね。
香典の郵送の時期はいつがいい
香典の郵送をいつにするかですが、当日とか近い日は、ご遺族様は葬儀のことなどで手いっぱいだと思いますので、避けたほうがいいと思います。
葬儀後1週間以内に香典を郵送してくださったかたが多かったという話を聞きますが、ご遺族様の負担を考えると、すぐではなくて、1週間から1ヶ月の間に郵送されるほうがいいでしょう。四十九日が近づくと、ご遺族様は香典返しの準備や手配に忙しくなることも考えられますので注意しましょうね。
香典の郵送の方法は
郵送の方法ですが、香典袋にお金を入れて、現金書留で送ります。今の現金書留の封筒は香典袋がちょうど入るサイズになっています。
あまり立派な香典袋を選ぶと入りにくいこともありますから、考えて選びましょう。
現金書留の封筒はサイズが2種類あり、どちらも郵便局で21円で売られています。
現金書留封筒 | サイズ(mm) | 重さ(g) | |
小さい方 | 約119x197 | 約8.5 | 定形郵便 |
大きい方 | 約142x215 | 約10.7 | 定形外郵便 |
小さい方はA4の用紙を三つ折りにしたら縦の長さが長くて入りませんし立派な香典袋も入りません、工夫が必要になります。
大きい方は両方とも余裕です。
料金は封筒代(21円)とは別に、損害要請額や重さ、定形か定形外か、配達証明をつけるか、速達にするのかなどでかかる料金は違ってきます。
郵便局で確かめてくださいね。ちなみに定形よりも定形外の方が28円高くなり。28円プラスで大きい封筒を選ぶことができます。
一緒に現金書留封筒に、その時に伺えなかったことへのお詫びを書いた手紙やお悔やみ状として送る手紙を同封して送りましょう。
その時に伺えなかったことへのお詫びを書いた手紙やお悔やみ状として送る手紙は、封筒も便箋も両方ともに、おちついた、色柄のついていない、白一色のものを選びましょう。
そしてその封筒は内側に別の紙が入っている二重封筒は使用しません。なぜなら「不幸が重なる」と言って嫌う方もいらっしゃるからです。
字は黒のペンで縦書きで書きます。
最後に現金書留封筒にはご遺族様のお名前とご遺族様がいらっしゃる住所を書いて料金を支払って郵送します。
まとめ
香典は事情があれば、郵送でもかまわないということですね。そして、郵送の時期は葬儀後1週間から1ヶ月の間にすること、郵送は現金書留を使い、その封筒の中に伺えなかったことへのお詫びやお悔みを綴った手紙を同封してご遺族様のところへ送るということです。
あまり準備をするようなことではないですが、社会的なマナーの勉強の一環として整理しておくことをおすすめします。