台風が近づくと喘息になるのはなぜ その予防と 起きたときの対策は
台風は毎年、梅雨のころから秋口にかけて日本列島に接近します。
このころになると喘息になるという人がいるのですが。
どうして喘息になるのか不思議に思いますよね。
でも、発作が出る人にとっては、台風もより憂鬱に感じられるのでしょう。
なぜ、その時期に喘息になりやすいのか、そして喘息にならない予防をどうすればいいのか、発作が起きたときの対策を紹介します。
Contents
台風が近づくと喘息になるのはなぜ
秋になり台風のシーズンになるとなぜ喘息になりやすくなるかですが、気圧あるいは天候の影響で喘息になるということが推測できます。
台風のような低気圧では血管に加わる圧力が低下して、毛細血管が拡張すると言われています。
そのことが原因で血液中の成分が血管の外に染み出て、気道や気管支の粘膜を刺激することになり炎症を起こすと考えられています。
低気圧では空気中の酸素濃度が下がるため呼吸により十分な酸素を取り込めなくなり息苦しくなるのも一つの要因としてあるのかもしれません。
また、低気圧になると気管支が狭くなることも考えられています。気管が狭くなると喘息発作が起きやすくなるとも言われています。
天候や気圧などによる自律神経の不具合からくるものも増えるのかもしれません。
その上、季節的に6~7月に増えたダニなどが9月には大量に死ぬことでアレルゲンが増えていることも喘息を助長することになります。
台風が近づいた時の喘息の予防としては
体を冷やさない。
体を冷やすことは免疫力を弱めて万病のもとにもなるため、体を温め血流を良くしておきましょう。
水分を十分に補給する。
気管支の粘膜が潤い、痰も出やすくなり、喘息が起きにくくなります。常日頃からこまめに水分を摂るようにしましょう、1日2リットルが目標です。
ストレスを溜めない。
喘息はストレスも引き金になりますから、普段からストレスを溜めないように心がけましょう。
疲れを溜めない。
無理などをして疲れが溜まっていると、喘息発作も起こりやすくなるので注意します。
睡眠を十分とる。
疲れを溜めないためにも、十分な睡眠をとりましょう。体調を万全にしておきましょう。
アレルギー物質を遠ざける。
物理的な喘息の引き金になるので、ダニやハウスダスト、ペットの毛、化学物質、花粉、ゴキブリなどのアレルギー物質を遠ざけるようにしましょう。
まめに部屋の掃除、洗濯をして、アレルゲンを減らしておいてください。
規則正しい生活を心がける。
規則正しい生活は、体調を整えることになり、喘息を起こしにくくなることにつながります。
風邪にかからないように気を付ける。
風邪にかかると気道などが荒れて、発作が起こりやすくなるので注意します。
タバコの煙を避ける。
タバコの煙もその刺激が発作を助長するので避けましょう。
以上のような喘息予防の対策が考えられます。できるだけのことをして台風に備えましょう。
頭痛ーるというスマホアプリを使い、住んでいる地域の気圧の変動を予測しておくことは、気持ちを落ち着かせることに役立つかもしれないですね。
台風が近づいて喘息発作が起きたときの対策は
事前にちゃんと診てくれる医院や診療所などを近くで探しておきます、できれば、そんな時期には混雑が予想されますので、数ヶ所探しておきましょう。
もうすでに、お薬をもらっていて治療してもらったことがある場合は、台風が近づく前に医師に相談して、あらかじめ薬を出してもらっておき、指示をうけておくほうが、混雑で待たされることもなく、軽度な発作が出たときにすぐに対応できますよね。
それで軽度の発作が出た場合は、すぐに気管支拡張剤などを吸入したりします、横になると、気管支が狭められ発作がひどくなるので体は起こしたままにしましょう。
症状がひどいようなら、早めに医療機関を受診されることをおすすめします。
まとめ
台風が近づくとなぜ喘息発作が出るのかを理解し、上記にあげたような予防策を講じるようにしてください。発作が起きたときもどうするかを事前に考えておくようにしてください。
台風の時期に喘息の発作を起こす人は、常日頃より気管支などに炎症をかかえている場合が多いようです。
その状態の時に、内的あるいは外的な要因で気管支に刺激が加わると発作が起こるのです、できれば事前に気管支の炎症を取り去り万全にしておくことをおすすめします。
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