【2025年最新版】iPhoneのLINE引き継ぎ完全ガイド|失敗しない手順と注意点をやさしく解説
スマホを新しくするとき、「LINEの引き継ぎ、ちゃんとできるかな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。特にiPhoneをお使いの方にとっては、iCloudやApple IDなど、専門的な言葉がたくさん出てきて戸惑うこともありますよね。
この記事では、iPhoneでLINEをスムーズに引き継ぐための完全ガイドをお届けします。最新の仕様に基づいて、画像やトーク履歴をしっかり守る方法、失敗しやすいポイント、そして困ったときの対処法まで、やさしく丁寧に解説します。はじめての機種変更でも安心して進められるよう、ステップごとに確認していきましょう。
1. はじめに:LINE引き継ぎってどうして必要?
引き継ぎをしないとどうなるの?
LINEのアカウントを引き継がないまま新しいiPhoneに変えてしまうと、過去のトークや購入済みスタンプ、友だちリストがすべて失われてしまいます。再び同じ番号でLINEに登録すると、「別の新しいアカウント」として扱われてしまうため、データは戻りません。
アカウント・トーク履歴・友だち情報を守るために
正しく引き継ぎをすれば、トーク履歴・写真・スタンプ・LINE Payの残高などもそのまま移行できます。大切な思い出や、必要なやり取りを失わないためにも、引き継ぎ作業はとても大切なステップです。
2. iPhoneのLINE引き継ぎ前に準備すべきこと
LINEアプリとiOSのバージョンを最新にしておく
LINEの引き継ぎをスムーズに行うためには、まずお使いのiPhoneとLINEアプリが最新バージョンになっていることがとても大切です。古いバージョンのままだと、不具合が起きたり、最新の引き継ぎ手順に対応できなかったりする可能性があります。
iOSのアップデートは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から確認できます。LINEアプリのアップデートはApp Storeを開き、LINEのページで「アップデート」が表示されていればタップしましょう。どちらもWi-Fi環境で行うとスムーズですよ。
必要な引き継ぎ情報:電話番号・パスワード・Apple ID
LINEを新しいiPhoneに引き継ぐときに必要な情報は、次の3つです:
* 現在LINEに登録している電話番号
⇒ 認証コードを受け取るのに必要です。電話番号が変わっている場合は、事前にLINEの設定から変更しておきましょう。
* LINEアカウントのパスワード
⇒ ログインする際に求められます。もし忘れてしまっている場合は、事前に再設定が必要です。
* Apple IDとパスワード
⇒ iCloudにトーク履歴を保存したり、アプリの復元をしたりするために必須です。iCloudにきちんとログインしているか、パスワードが分かる状態にしておくと安心です。
この3つの情報は、事前にメモやメモアプリなどに控えておくと、引き継ぎ作業のときに慌てずに済みます。
iCloudでのトーク履歴バックアップ方法
LINEのトーク履歴を引き継ぐには、iCloudを使ったバックアップが必要です。以下の手順で行いましょう:
1. LINEアプリを開き、「ホーム」→「設定(歯車のマーク)」をタップします。
2. 「トーク」→「トークのバックアップ」を選びます。
3. 「今すぐバックアップ」をタップして、最新の状態を保存してください。
バックアップは引き継ぎ作業をする前に必ず行ってください。そうしないと、これまでのトーク内容が消えてしまう可能性があります。
また、iCloud Driveがオンになっていないと保存できないので、「設定」→「Apple ID(自分の名前)」→「iCloud」→「iCloud Drive」がオンになっているか確認しましょう。
LINEアカウントのメールアドレス・パスワード設定確認
LINEのアカウントには、メールアドレスとパスワードを登録しておくことがとても大切です。これらが未登録だと、新しい端末でLINEにログインできず、アカウントを引き継ぐことができなくなります。
確認の仕方は以下の通りです:
1. LINEアプリを開き、「ホーム」→「設定(歯車マーク)」→「アカウント」を選択します。
2. 「メールアドレス」や「パスワード設定」の欄に情報が登録されているかをチェックしましょう。
3. 未登録の場合は、ここから登録が可能です。メールアドレスには普段使っているものを使うと安心です。
パスワードは忘れないように、わかりやすくて他人にバレにくいものを設定しておくと安全ですよ。
3. iPhone同士のLINE引き継ぎ方法
クイックスタートを使ったかんたん移行(iOS15以降)
iOS15以降のiPhoneをお持ちなら、「クイックスタート」というApple公式の機能を使うことで、LINEのデータを含めたほぼすべてのデータを簡単に移行できます。パソコン不要で、2台のiPhoneだけあればOKです。
【クイックスタートの手順】
1. 旧iPhoneと新iPhoneの両方の電源を入れて、近づけておきます。
2. 旧iPhoneの画面に「新しいiPhoneを設定」という画面が出るので、「続ける」をタップ。
3. 新iPhoneの画面に模様のようなコード(アニメーション)が表示されるので、旧iPhoneのカメラでスキャンします。
4. 数分待つと、Apple IDやWi-Fi設定などが自動で転送されます。
5. 「iCloudバックアップから復元」または「データ転送」のどちらかを選択し、好みの方法で移行します。
6. 復元が完了したらLINEを開き、「トーク履歴を復元」の案内が表示されたらタップして完了です。
この方法は設定・写真・アプリ・LINEのアカウント情報までまとめて移行できるので、特にスマホ操作に慣れていない方にも安心です。ただし、事前に旧端末側でLINEのトークをiCloudにバックアップしておくと、より確実に復元できます。
iCloudバックアップからの復元手順
クイックスタートがうまく使えない場合でも、LINEアプリだけを個別に引き継ぐ方法があります。それが、iCloudバックアップを使った方法です。
【バックアップの準備】
1. LINEアプリを開き、「ホーム」→「設定(歯車マーク)」→「トーク」を選択します。
2. 「トークのバックアップ」→「今すぐバックアップ」をタップします。
3. その前に「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「iCloud Drive」がオンになっていることを確認してください。
【新しいiPhoneでの復元手順】
1. App StoreからLINEアプリをインストールします。
2. 電話番号を入力し、SMSで送られてくる認証コードを入力します。
3. パスワードを入力してログインします。
4. 「トーク履歴を復元しますか?」と表示されたら「はい」を選んで復元します。
この画面で「いいえ」や「後で」を選ぶと、トーク履歴は元に戻せませんのでご注意ください。LINEの内容をそのまま引き継ぎたい場合は、この手順がとても重要です。
LINEアプリから手動で引き継ぐ手順
iCloudを使いたくない方や、空き容量の関係でバックアップができない場合でも、アカウント情報だけなら手動で引き継ぎ可能です。ただし、トーク履歴は復元されませんので、必要に応じてスクリーンショットで保存しておくのがおすすめです。
【手動引き継ぎの手順】
1. 旧iPhoneでLINEを開き、「ホーム」→「設定」→「アカウント引き継ぎ」を選択します。
2. 「アカウント引き継ぎを許可」をオンにします(この設定は36時間以内に有効です)。
3. 新しいiPhoneにLINEをインストールします。
4. 登録している電話番号とパスワードでログインします。
5. SMSで送られる認証コードを入力すると、アカウントの引き継ぎが完了します。
この方法では、友だちリスト・スタンプ・購入履歴・LINE Payの情報などはそのまま使えますが、過去のトークは戻ってきません。必要な会話は、あらかじめ手動でメモしておくと安心です。
4. QRコードを使った効率的なLINE引き継ぎ
QRコードログインのメリットと使い方
LINEでは、パスワード入力を省略して素早くログインできる「QRコードログイン」という方法があります。操作に慣れていない方でも、画面の指示通りに進めれば簡単に引き継ぎができるため、とてもおすすめの方法です。
この方法のメリットは:
* パスワードを思い出さなくてもログインできる
* 入力ミスがないのでスムーズ
* 操作が簡単で、特に2台のiPhoneを持っている時に最適
【QRコードログインの詳しい手順(iPhoneの場合)】
1. 新しいiPhoneにLINEアプリをインストールし、起動します。
2. 「ログイン」画面で「QRコードでログイン」をタップすると、QRコードが表示されます。
3. 旧iPhoneのLINEを開き、「ホーム」→「設定」→「アカウント」→「QRコードログイン」を選びます。
4. 旧端末のカメラで、新端末に表示されたQRコードを読み取ります。
5. 「この端末でログインしますか?」と表示されたら、「ログインを許可」をタップ。
6. 数秒で新端末にLINEアカウントが引き継がれます。
この方法ではアカウント情報・友だち・スタンプなどはすべてそのまま引き継がれます。ただし、トーク履歴を残すには、事前にiCloudバックアップをとっておくことが必要です。
2段階認証とSMSコード確認の手順
QRコードログインがどれだけ便利でも、LINEではセキュリティを高めるために2段階認証(SMS認証)が導入されています。これは、他人による不正ログインを防ぐための仕組みです。
【2段階認証の流れを丁寧に解説】
1. QRコードを使ってログイン操作をすると、LINEに登録されている電話番号あてにSMSで6桁の認証コードが届きます。
2. そのコードを、新しいiPhoneの画面に表示されている入力欄に打ち込みます。
3. 正しいコードが入力されると、本人確認が完了し、ログインが許可されます。
このステップを通ることで、あなた自身がログインしようとしていることがLINE側に伝わり、不正なアクセスを防げるという仕組みです。
注意点:
QRコードログインは、旧iPhoneが手元にあるときにだけ使える方法です。もし旧端末が故障していたり、すでに手元にない場合は、電話番号とパスワードでのログイン方法に切り替える必要があります。どの方法であっても、事前の準備(バックアップやアカウント情報の確認)が安心のカギとなります。
5. AndroidからiPhoneへのLINE引き継ぎ方法
異なるOS間で注意すべき3つのポイント
AndroidからiPhoneへLINEを引き継ぐ場合、OSが異なることで発生する制限に注意する必要があります。見た目は簡単そうでも、思わぬ落とし穴があることも。以下の3つのポイントをしっかり押さえておきましょう。
【ポイント1】 トーク履歴はそのままでは完全に移行できません。
AndroidとiPhoneはデータの保存形式が異なるため、通常のiCloudバックアップなどではトーク履歴をそのまま移行することができません。ただし、後述するLINE公式の方法を使えば、テキストだけでも一部移行が可能です。
【ポイント2】 LINEアカウント・スタンプ・友だちリストなどは問題なく引き継げます。
LINEアカウントにひも付いた情報(友だち、スタンプ購入履歴、LINEポイントなど)は、ログインすればきちんと復元されます。安心して大丈夫です。
【ポイント3】 LINE Payの一部機能は再設定が必要になる場合があります。
LINE Payのデータも引き継がれますが、支払い履歴の確認や本人確認の再登録が必要になることがあります。特に銀行口座との連携がある方は、再設定の準備をしておきましょう。
LINE公式サイト([LINE引き継ぎガイド](https://guide.line.me/ja/migration/))でも、異なるOS間での移行には注意点が詳しく説明されていますので、事前確認がおすすめです。
トーク履歴の移行は原則不可?その対処法
以前は、AndroidとiPhone間でのLINEのトーク履歴移行は不可能とされていました。でも、2021年以降、LINEはこの制限を少しずつ緩和しています。
現在では、LINEが提供している「トーク履歴移行専用ツール」や機能を使うことで、テキストのみではありますが、トーク履歴の移行が可能になっています。
【トーク移行の主な条件】
* LINEアプリが両方の端末で最新版になっていること
* Android側で「Googleドライブ」ではなく「本体にエクスポート保存」しておくこと
* iPhone側では、データを移行する手段として「PC経由」や「移行専用の手順」を踏むことが必要
ただし、写真や動画、PDFなどのファイルは移行対象外になることが多いため、大切なデータは個別に保存しておくと安心です。
この移行方法は少し複雑なので、自信がない方はスマホショップでのサポートを受けたり、LINEの公式ヘルプページで最新の手順を確認するのがおすすめです。
LINEアカウントと電話番号の紐付け確認
AndroidからiPhoneにLINEを引き継ぐには、LINEアカウントが今使っている電話番号とちゃんとつながっているかを確認しておくことがとても大切です。
これができていないと、いざ新しいiPhoneでLINEにログインしようとしても、認証コードが届かずログイン自体ができなくなってしまうというトラブルに…。
【確認と変更の方法】
1. Android端末のLINEアプリを開き、「ホーム」→「設定(歯車マーク)」→「アカウント」をタップ。
2. 「電話番号」を選ぶと、現在登録されている番号が表示されます。
3. もし今使っているSIMカードの番号と違っていたら、「電話番号の変更」から最新の番号に更新しましょう。
変更の際にはSMS認証が必要なので、受信できる状態か確認しておいてくださいね。
これだけの準備をしておけば、新しいiPhoneでもスムーズにLINEが使えるようになります。
6. 旧端末が手元にない場合のLINE引き継ぎ
電話番号・パスワードがあれば引き継げる?
もしも旧端末をなくしてしまったり、突然壊れて使えなくなってしまったという場合でも、安心してください。LINEアカウントに登録していた電話番号とパスワードが分かれば、基本的な引き継ぎは可能です。
【引き継ぎ方法のステップ】
1. 新しいiPhoneにApp StoreからLINEアプリをダウンロードしてインストールします。
2. アプリを開いたら「はじめる」→「電話番号でログイン」を選択。
3. 登録していた電話番号を入力すると、SMSで6桁の認証コードが届きます。
4. 認証コードを入力した後、パスワードを入力すると、LINEアカウントが復元されます。
この方法で友だちリストやスタンプ、LINE Payの情報などがそのまま使えるようになります。
ただし注意が必要なのは、トーク履歴は旧端末でiCloudにバックアップしていないと復元できないという点です。LINEのトーク履歴はローカル保存が基本なので、新しい端末からでは取得できません。バックアップをこまめにとっておくことが、いざというときの備えになります。
LINEサポートに問い合わせるときの注意点
どうしてもログインできない場合や、パスワードを思い出せない・メールアドレスを登録していなかった…というときは、LINEの公式サポートに問い合わせることができます。
問い合わせる際は、LINEがあなたのアカウントを特定するために、できるだけ多くの情報を伝えることが大切です。
【問い合わせに必要な主な情報】
* 登録していた電話番号
* 登録済みのメールアドレス(ある場合)
* アカウントの表示名やプロフィール画像
* 前のスマホの機種名(例:Galaxy S21など)
* 最後にLINEにログインできたおおよその日付
* 可能であればLINE ID(設定していれば)
これらの情報をもとに、サポート側で本人確認を行い、アカウントの復旧について対応してくれます。
問い合わせは、LINEアプリ内の「設定」→「ヘルプセンター」または、LINE公式の引き継ぎガイドページ(https://guide.line.me/ja/migration/)からアクセスできます。
ただし注意点として、サポートでもトーク履歴の復元は行えないため、やはり日頃から「定期的なバックアップ」が一番の対策になります。特に大事な会話や思い出がある方は、こまめな保存を心がけましょう。
7. LINE引き継ぎ後のチェックポイント
友だち・グループ・スタンプ・Keepメモの状態
LINEの引き継ぎが完了した後は、まずアカウントに関する基本的な情報が正しく移行されているかを確認しましょう。これによって、データがきちんと引き継げているかを確認できます。
【確認しておきたいポイント】
* **友だちリスト**
→ 友だちの数や名前、グループがちゃんと元通りか確認しましょう。見覚えのあるグループトークがあればOKです。
* **スタンプ・着せかえ**
→ 購入済みのスタンプや着せかえは、自動的には表示されませんが、「マイスタンプ」や「マイ着せかえ」から再ダウンロードすることで復元できます。買い直す必要はありません。
* **Keepメモ**
→ LINE内のメモ機能「Keep」に保存していた写真やテキストも、同じLINEアカウントでログインすれば自動で表示されます。ただし、一部のファイルには「30日間の保存期限」があるため、長く保存したいものはスマホやクラウド(GoogleフォトやiCloudなど)に移しておくのがおすすめです。
これらの確認をしておくことで、引き継ぎがしっかりできているか安心して使い始められます。
トーク履歴の復元がうまくいっているか確認
トーク履歴は、思い出や大切な連絡が詰まった情報ですので、引き継ぎ後に真っ先に確認したいポイントです。正しくiCloudから復元されていれば、以前の会話がそのままタイムライン上に表示されるはずです。
【うまく復元されていない場合は以下をチェック】
1. **iCloudバックアップが残っているか確認**
→ 旧端末のLINEで「設定」→「トーク」→「トークのバックアップ」を開き、最終バックアップ日時があるかどうか確認します。
2. **新しい端末での復元時に「はい」を選んだか**
→ 「トーク履歴を復元しますか?」という画面で「はい」を選ばないと、トーク履歴は戻ってきません。ここは見逃しがちなポイントです。
3. **同じApple IDでiCloudにログインしているか**
→ 違うApple IDでは、iCloudバックアップが見つからないことがあります。
それでも復元できていない場合は、LINEをいったんアンインストールして、再インストール→再ログインで再試行することも可能です。ただし、その際にバックアップがなければデータが完全に失われる恐れがあるため、慎重に進めましょう。
LINE PayやLINEポイントが正しく移行されているか
LINE Pay(決済機能)やLINEポイントも、LINEアカウントにひも付いている情報なので、通常は自動的に引き継がれます。でも、残高が表示されなかったり、再ログインが求められたりすることもあるため、念のため確認しておくのが安心です。
【確認の仕方】
1. LINEアプリの「ホーム」画面から、「ウォレット」をタップします。
2. 「LINE Pay」の欄に進み、残高やLINEポイントが表示されているかを確認しましょう。
3. もし表示されない場合は、LINE Payに再ログインしてみてください。
4. 必要に応じて、本人確認(パスコード入力やSMS認証)が求められることがあります。
LINE Payを普段から利用している方は、チャージ残高やポイントが無事に移行されているか、しっかりチェックしておくと安心です。
8. iPhoneでのLINEバックアップ・復元の方法
iCloudでの自動バックアップ設定
iPhoneでLINEのトーク履歴を守るためには、iCloudを使った自動バックアップの設定がとても大切です。もしスマホが壊れたり紛失したりしても、バックアップさえあればトークを復元できます。
【設定手順】
1. LINEアプリを開いて、「ホーム」→「設定(歯車マーク)」をタップ
2. 「トーク」→「トークのバックアップ」を選択
3. 「自動バックアップ」をオンにして、「毎日」「週1回」などバックアップ頻度を選びましょう
4. iPhoneの「設定」アプリを開いて、「Apple ID」→「iCloud」→「iCloud Drive」がオンになっているか確認します
ポイント:
自動バックアップにしておけば、うっかり忘れても最新の状態が保存されるので安心です。ただし、iCloudの空き容量が足りないとバックアップが失敗することがあります。5GBまでが無料なので、写真や他のアプリで容量を使い切っている場合は、必要に応じて容量を追加(有料)することも検討してみてくださいね。
iTunesによるバックアップとの違い
iPhoneを丸ごとバックアップしたいときには、iTunes(MacではFinder)を使った方法もあります。ただし、LINEのトーク履歴だけを引き継ぎたい場合には、少し注意が必要です。
【iTunesバックアップの特徴】
* iPhone全体のコピーなので、LINEのデータだけを取り出すことはできません
* 復元するときには、iPhoneのデータがすべて初期化され、バックアップ時の状態に戻されます
* トーク履歴の個別復元は不可で、LINEアプリの仕様とは別扱いになります
つまり、iTunesのバックアップはLINEの引き継ぎにはあまり向いていません。LINEだけを安全に移行したいなら、iCloudを使った方法が最も適しています。初心者の方にも操作がしやすく、トーク履歴の管理がしやすいですよ。
LINEプレミアムで使える便利な保存機能
もしLINEをよく使う方や、大切な写真・動画・ファイルなどをたくさん保存したいという方には、LINEプレミアム(旧:Keep Unlimited)の利用がおすすめです。
【LINEプレミアムの便利なポイント】
* LINEの「Keep」に保存した内容はクラウド上に保存されるため、スマホの機種変更をしてもそのままアクセスできます
* トークで受け取った写真・動画・ファイルなどを無制限に保存可能(無料版では保存期間に制限があります)
* スマホ本体の容量やiCloudの空き容量を気にせず使えます
特に、思い出の写真や仕事の大事なデータなどをLINE上でやり取りしている方にとっては、データ紛失の心配がなくなる安心感があります。月額制ですが、LINEを頻繁に使う方にはコスト以上の価値があるサービスといえます。
9. 引き継ぎ後に「できること」と「できないこと」一覧
引き継げる情報(アカウント・友だち・スタンプなど)
iPhone同士、あるいはAndroidからiPhoneへのLINE引き継ぎでは、多くの情報をスムーズに移行できます。以下の情報は、正しい手順で引き継ぎを行えば基本的にすべて復元可能です。
✅ LINEアカウント情報(名前、LINE ID、プロフィール画像など)
✅ 友だちリスト・グループ情報
✅ 購入済みのスタンプや着せかえ
✅ LINE Payの残高・利用履歴
✅ LINEポイント・クーポン情報
✅ Keepに保存した写真やファイル
✅ 通知設定・トーク設定(一部除く)
これらはLINEアカウントにひも付いた情報のため、ログインさえ成功すればほとんどが復元されます。
引き継げない情報や消える可能性のあるデータ
一方で、引き継ぎができない、または条件によっては消えてしまうデータも存在します。とくに注意したいのが以下のポイントです。
⚠ トーク履歴(事前にiCloudでバックアップしていないと復元できません)
⚠ トークの背景・並び順・未読数など一部の表示設定
⚠ AndroidとiPhone間のOS違いによるスタンプの一部レイアウト差異
⚠ LINEアプリでダウンロード済みだった画像や動画(トーク内で直接保存していない場合)
⚠ 通知音のカスタマイズ(再設定が必要になることがあります)
また、LINEゲーム・LINEマンガなどの外部アプリ連携も再ログインが必要になる場合があるので、初回起動時に確認しておきましょう。
🔍【参考】
* [LINE公式引き継ぎガイド](https://guide.line.me/ja/migration/)など
10. よくある引き継ぎの失敗と注意点
iCloudの容量不足でバックアップが取れていない
もっとも多いトラブルのひとつが、iCloudの容量が足りずにトーク履歴のバックアップが取れていなかったというケースです。
【対処法】
* iPhoneの「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「ストレージを管理」から使用状況を確認
* 不要なバックアップやアプリのデータを削除して空き容量を確保
* 容量が不足している場合は「iCloud+(有料)」で追加購入するのもひとつの方法
iCloudに十分な空きがなければ、バックアップを実行してもデータが保存されないことがありますので、事前にチェックしておくことが大切です。
LINEパスワードを忘れてログインできない
LINEアカウントを引き継ぐには、登録しているパスワードが必須です。ですが、久しぶりに機種変更をする方の中には、うっかり忘れてしまったという方も多いです。
【パスワードを忘れた場合】
1. 新しい端末でLINEを起動
2. 「ログイン」→「パスワードを忘れた場合」から再設定へ進む
3. 登録済みのメールアドレスまたは電話番号宛に認証コードを送信し、新しいパスワードを設定
パスワードの再設定には事前に登録してあるメールアドレスか電話番号が必要なので、どちらかは必ず登録しておきましょう。
認証コードが届かない原因と対処法
引き継ぎの際、SMSで送られてくる認証コードが届かないというトラブルも多発しています。
【考えられる原因】
* 圏外やWi-Fi通信中でSMSが受信できていない
* 迷惑メールフィルターやブロック設定で受信できないようになっている
* 古いSIMカードが差しっぱなしになっている
* キャリアのSMS機能に不具合が出ている(特にeSIM利用時)
【対処法】
* 一度機内モードをオン・オフにして通信状態をリフレッシュ
* スマホの再起動を試してみる
* キャリア(docomo・au・SoftBankなど)に問い合わせてSMSの受信状況を確認
どうしても解決できない場合は、LINEのサポート窓口へ直接相談することも検討しましょう。
11. LINE引き継ぎが不安な人へのサポート方法
LINE公式ヘルプセンターの活用
「LINEの引き継ぎって難しそう…」「途中で失敗したらどうしよう」と不安に感じる方も多いと思います。そんなときは、LINE公式のヘルプセンターを活用してみましょう。
【おすすめポイント】
* スマホの種類(iPhone/Android)別に手順が解説されている
* トラブルごとの対処方法も丁寧に掲載
* よくある質問にもすぐアクセスできる
LINEヘルプセンター:[https://guide.line.me/ja/migration/]初心者の方でも安心できる内容になっているので、まずはこちらを確認するとよいでしょう。
家族やスマホショップでの相談もおすすめ
「やっぱり自分だけでやるのは不安…」という場合は、家族やスマホに詳しい人に一緒にやってもらうのも安心です。また、各キャリアショップ(docomo・au・SoftBank・楽天モバイルなど)でも、機種変更時にLINEの引き継ぎ方法をサポートしてくれることがあります。
とくにLINEは多くの方が使っているアプリなので、店舗スタッフも対応に慣れていることが多く、親切に教えてもらえます。
「引き継ぎ代行サービス」は使っても大丈夫?(注意喚起)
最近では、「LINEの引き継ぎを代行します」というサービスも見かけるようになっていますが、これはトラブルの元になることがあるので要注意です。
【危険な理由】
* アカウント情報を他人に預けることで個人情報の漏洩リスクがある
* LINEの規約違反になる可能性がある
* データ消失やなりすましなどの被害が起きる恐れも
安心・安全に引き継ぐためにも、公式ガイド・信頼できる人・キャリア店舗のサポートを利用することをおすすめします。
12. 【便利】LINE引き継ぎ前の最終チェックリスト
10項目で確認できる!ミス防止のチェック項目
LINEの引き継ぎ作業は、ちょっとしたミスでトラブルにつながることもあります。だからこそ、事前にやることをしっかり整理しておくと安心です。ここでは、実際のサポート現場や公式ガイドでも紹介されている重要な10のチェックポイントをまとめました。
✅【1】LINEアプリが最新版になっているか
✅【2】iPhoneのiOSも最新版にアップデート済みか
✅【3】LINEアカウントに電話番号・メールアドレス・パスワードが登録されているか
✅【4】iCloudバックアップが有効になっているか(iCloud DriveもON)
✅【5】トーク履歴の最新バックアップを取ったか
✅【6】LINEアカウント引き継ぎ設定をONにしたか(※有効時間は36時間以内)
✅【7】LINE PayやLINEポイントの残高を確認したか
✅【8】スタンプ・着せかえの再ダウンロード方法を確認したか
✅【9】外部連携サービス(LINEゲーム・マンガなど)の再ログイン方法をメモしておいたか
✅【10】認証コードが届く状態か(SMSの受信設定や通信環境もチェック)
このチェックリストを使えば、事前の準備を「目で見て確認」しながら進めることができます。
PDFダウンロードや保存用画像も活用しよう
一部のサイトでは、印刷できるPDF形式のチェックリストや、スマホに保存できる画像版が配布されています。スマホの機種変更当日に見ながら進めると、より安心ですね。
✅【2025年版】LINE引き継ぎ前チェックリスト(iPhone用)
🔖 基本情報の確認
☐ LINEアプリを最新版にアップデートした
☐ iPhoneのiOSを最新版にアップデートした
☐ 登録電話番号が今使っている番号と一致している
☐ メールアドレス・パスワードが登録・確認できている
☐ Apple ID とパスワードを控えてある(iCloud用)
☁ iCloudバックアップの準備
☐ iCloudの空き容量を確認した(1GB以上推奨)
☐ iCloud Driveがオンになっている
☐ LINEの「トークのバックアップ」で「今すぐバックアップ」を実行済み
☐ 自動バックアップをオンに設定した(任意)
🔑 アカウントの保護・引き継ぎ設定
☐ 「アカウント引き継ぎ設定」をオンにした(※引き継ぎ前36時間以内)
☐ 認証コードが受信できる状態を確認(SMS受信OK)
☐ LINEパスワードを忘れていない or 再設定済み
💡 その他の確認ポイント
☐ スタンプや着せかえの再ダウンロード方法を確認
☐ LINE Pay/LINEポイントの残高確認済み
☐ Keepに保存したデータを確認(必要に応じて他でも保存)
☐ 外部連携アプリ(LINEマンガ・LINEゲームなど)のログイン確認
「万が一、どこまで進めたか分からなくなった…」という時にも、紙に印刷したチェックリストがあるととても便利です。不安が大きい方は、前日までにチェックしておくことをおすすめします。
13. よくある質問(FAQ)
トーク履歴を移行できなかった場合の復元法は?
トーク履歴が移行できなかった場合、多くはiCloudへのバックアップがなかったことが原因です。
【対処法】
* バックアップを取ったかどうかは、旧端末のLINE「設定」→「トーク」→「トークのバックアップ」で確認可能
* 新しいiPhoneでログイン後すぐに復元せず進んでしまった場合は、LINEをアンインストール→再インストールして、最初の画面で「トーク履歴を復元しますか?」に「はい」と答えることで、復元できることがあります
ただし、旧端末でバックアップをしていなかった場合は、基本的に復元はできません。今後のためにも、定期的なバックアップを習慣づけましょう。
LINEスタンプが消えた!復元方法はある?
LINEスタンプは、購入した情報がLINEアカウントにひも付いていますので、アカウントを正しく引き継げていれば再ダウンロードが可能です。
【復元方法】
1. LINEアプリの「ホーム」→「スタンプ」→「マイスタンプ」へ
2. 「すべてダウンロード」をタップすれば、一括で復元できます
着せかえも同様に「マイ着せかえ」から再ダウンロードが可能です。LINEコイン残高も、自動的にアカウントに戻ります。
複数端末でLINEを使う方法はある?
LINEは基本的に1つのスマホ端末に1アカウントの利用が原則ですが、PCやiPadなどサブ端末での利用は可能です。
【使用できる端末例】
* **スマートフォン**:1台のみ(メイン端末)
* **PC版LINE(Windows/Mac)**:同時利用可能
* **iPad版LINE**:サブデバイスとして利用可(トークの一部は同期不可)
LINEを複数の端末で使うには、メールアドレスとパスワードを設定しておくことが条件です。また、セキュリティ面からも、2段階認証の設定と定期的なログイン履歴の確認をおすすめします。
14. まとめ:安心してLINEを引き継ぐために
正しい手順で進めることの大切さ
LINEの引き継ぎは、やることがたくさんあるように見えるかもしれません。でも、この記事でご紹介したように、ひとつずつ確認して丁寧に進めていけば、初心者の方でも必ずうまくいきます。
とくに大切なのは、「iCloudでのバックアップ」と「アカウント情報(電話番号・メールアドレス・パスワード)の準備」です。この2つさえきちんと整っていれば、トーク履歴やスタンプなどもスムーズに移行できます。
トラブルを未然に防ぐ準備のポイント
LINEの引き継ぎでよくある失敗は、「パスワードが分からない」「iCloudの容量が足りなかった」「認証コードが届かない」といった、ちょっとした準備不足によるものがほとんどです。
事前にチェックリストを使って、
* アプリとiOSのアップデート確認
* バックアップの完了確認
* アカウントのログイン情報の再確認
* 通信環境とSMS受信状態のチェック
を行っておくだけで、引き継ぎの成功率はぐんと高まります。
最新のLINE仕様に合わせた対応を忘れずに
LINEはアップデートによって引き継ぎの方法や仕様が変わることがあります。たとえば、以前はできなかったAndroid⇔iPhone間でのトーク履歴の一部移行が可能になったように、常に最新の情報に目を通すことも大切です。
以下のリンク先では、最新版の引き継ぎ情報が定期的に更新されていますので、ブックマークしておくと安心です。
* [LINE公式引き継ぎガイド](https://guide.line.me/ja/migration/)
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