赤ちゃんに与える水の注意点は どんな水を選ぶ?海外ではどうする?

 

 

赤ちゃんに与えるものは、母乳があればそれで問題ないですが。

母乳がいろんな事情で使えない場合は、水で粉ミルクを溶かすようになります。

その溶かすための水はどうしたらいいか、新人のお母さんなら悩みますよね。

そんなお母さんのために、赤ちゃんに与える水の注意点やどんなものを使う水として選べばいいのか。

また、外国で水を使う場合はどうすればいいのかを紹介します。

 

赤ちゃんに与える水の注意点は

軟水を使う

軟水というのはカルシウムとマグネシウムの含有量が比較的に少ない水のことです、これに反して硬水はカルシウムとマグネシウムの含有量が多い水のことをさし、日本では一般的に100mg/L以下が軟水で、101~300mg/Lが中硬水、硬水は301mg/L以上とされている。

日本の水は沖縄の一部の地域を除けば通常、ほとんどが硬度が100mg/L未満という軟水である。

地形の状態が関係しているのです。日本などは狭く傾斜が急な川が多いので地層に浸透してミネラルが溶け出しにくい状態だからと考えられています。硬水である沖縄などでは琉球石灰岩地層がカルシウムの含量を増やすことになっていると考えられています。

カルシウムやマグネシウムの多い水は腸を刺激するので、腸内環境が整備されていない赤ちゃんなどの場合は下痢を起こしがちである。

煮沸する

水道水では煮沸すると塩素を除去できますが15分間くらいは煮沸してくださいトリハロメタンも除去できますから。

また、万が一、ボツリヌス菌の芽胞が含まれているかもしれないことも考慮して用心のため煮沸しましょう。

水道局ではちゃんとしてくれているようです、末端の給水栓までは管理しているようですから、その先の部分がちゃんとできているかは、それぞれの敷地内の配管や貯水槽などによります。

井戸水は塩素が投入されていないですが、水質基準に合格していないこともあるので注意するようにしましょう。ボツリヌス菌の芽胞に汚染されていることもあるようですから、煮沸して大丈夫ならいいんですけど、保証はできないですからね。

ボツリヌス菌の芽胞は100℃で数時間加熱しても生き残ることがあります。ただし、120℃、30分間の高圧蒸気滅菌では死滅します。

 

赤ちゃんに与える水は何を選ぶ?

水道水

日本の水道水の安全基準は世界でトップレベルにあります。

日本の水道水は「水道法」で水質基準が定められています。

その理念は「人々が生活するうえで必要な飲料水を毎日飲み続けても、一生涯、健康を損ねることのない、安全な水を供給する」ということにあります。

東北の震災時に原発事故により放射能汚染がありました。一時、国民は水に対する不安におびえ水道に対する信頼が崩れてしまいました。数年経った今、東京都水道局のホームページに記載がされている内容を見ると、新宿区百人町の水道蛇口から採取した水道水の放射性ヨウ素と放射性セシウムの測定値を東京都健康安全センターのホームページに毎日公表していますね。

2011年の3月くらいは比較的高い濃度でしたが、今では不検出という状態になっています。

この不検出というのはゼロとは限らないみたいですが、あっても0.04とかいうレベルですね。

ほぼないとみても良さそうです。

2014年4月から、食品衛生法に基づく飲料水の基準値が10Bq/kgに設定されたことを受けて水道水の放射性セシウムの管理目標値を10Bq/kgと定めている。それを充分達成しているということです。

日本の水道局は優秀ですね。水道水を煮沸して使っても良さそうですね。

ただし、水道の配管で古い鉛製を用いているところが残されています。施設内に引き込む配管が古い一戸建てや集合住宅などで、鉛が溶け出して水に含まれてしまうこともあるのですが、どこがそうなのかは特定しずらいですね。
このようなことが疑われる場合は、長時間水道を使っていない時に、配管に滞留した水に鉛が溶け出す量が増えるので、朝いちばんなどの最初の水は使わないようにすると回避できます。

赤ちゃんに使う水は水を良く流して配管に滞留していない新しいものを使うようにしましょう。

また、集合住宅などの貯水槽の管理がちゃんとできていないことも不安要素と言えば不安要素です。

唯一、これらのことが、水道以外を選ばせる理由になるのかもしれないですね。

水道に浄水器をつけた水

これにはコストがかかるので、それぞれで判断ください、配管や貯水槽のことを気にするなら、浄水性能を吟味して使われるのもいいかもしれないです。

ウオーターサーバーの水

これもコストがかかります。浄水器よりもかかるということを考慮して判断ください。提供されるところが信頼できるとこなのかどうかを良く調べてくださいね。どこの水を使っているのか、検査は何項目しているのか、それをどれくらいの頻度でしているのかなどを調べて、水道の水質基準と比較して吟味してください。

もちろん軟水であることはチェックしてくださいね。

ミネラルウオーターの水

基準が、水道水に比べると緩いです。飲用としての水の基準ですね。軟水であるかどうか確認して使うようにしてください。

成分などもチェックしておいてくださいね。

 

赤ちゃんに与える水は外国ではどうする?

ヨーロッパや北米の水は硬度が高い傾向にあるようです、赤ちゃんの飲用に使うときは、必ず表示を確認したり、メーカーに問い合わせるようにして軟水を選ぶようにしてください。

放射性物質の検査をしているかもチェックしてくださいね。日本の10Bq/kg以下を参考にして合格かどうかを判断しましょう。

1Bq/kg以下なら合格ラインではないでしょうか。

外国に行ってから慌てて調べるのではなく、日ごろから、行くところを想定して事前に調べておくことをおすすめします。

 

まとめ

日本の水道は世界でトップクラスですから、できれば状況をよく考えてうまく利用するようにしましょう。それでも不安な場合は浄水器やウオーターサーバーなどの他の方法を選択するのもありでしょう。外国では安心な水を事前に調べて購入することを考えてくださいね。

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