ANAの高齢者割引 スマートシニア空割とそのメリットの検証について
高齢者の中には生活資金の不足が心配な人もいるようですね。
そんな人は旅行なんかに行く余裕がないと思っていて、飛行機での旅行なんか考えたこともなさそうですが。
資金に余裕がでてきたなら、子や孫、友人たちと「気分転換に行きたい」と望んでいる人もいるようです。
ANAの高齢者割引、スマートシニア空割とそのメリットの検証について紹介します。
Contents
ANAの高齢者割引
ANA(全日本空輸)の高齢者割引は国内線の運賃に対してのみ適応されます。
国際線には高齢者限定での割引は無いようです。
シニアならではの急に予定が空いたから、ぶらっと国内旅行にでも出かけるという旅行に、もし便に空席があれば安く乗せましょうというサービスです。
なので空席がない場合は乗ることすらできません、なので本当に行き当たりばったりで運がいる旅行ですね。
もし、便が空いてても、その行先に宿泊できる宿(旅館やホテルなど)がない場合は意味がなくなりますね。
まさか野宿するわけにいかないでしょう、親戚などの家や別荘があればいいかもしれない。
なので、あらかじめ予定した旅行には向かないようです。
旅館やホテルを予約していても飛行機に乗れない事態が生じる可能性があります。
限られた利用になりそうです。
この高齢者割引のことをANAのスマートシニア空割(そらわり)と言います。
スマートシニア空割
65歳以上でANAマイレージクラブ会員またはANAカード会員であれば、当日の便に空席があればスマートシニア空割で予約が可能です。
ANAマイレージクラブ会員は入会費や年会費はかかりません、ネットでかんたんに申し込め、その場で登録が完了します。
いろんなANAマイレージクラブカードがありますから選択しましょう。(デビットカードやプリベイドカードもあります、いろんな提携カードもあります。)
ANAカード会員はクレジット機能付のカードです。
ANA一般カードは初年度年会費無料で次年度年会費2160円のものから、年会費7560円のものまであります。
少しサービスがランクアップしたANAワイドカードは年会費7830円です。
サービスが充実したANAゴールドカードは年会費は15,120円から33,480円のものまであります。
サービスの違いは、ビジネスクラス専用チェックイン、空港免税店5%⇒10%オフ、提携ホテル朝食・ウエルカムドリンクなどが一般カード以上であり。
ゴールドカードの一部にはEdyチャージマイル(支払い以外の楽天Edyへのチャージでも200円=1マイル貯まります。)が付帯しています。
また、入会・継続時のボーナスマイル、搭乗時のボーナスマイルが違ったり、カードラウンジの使用の可否があります。
一般カード | ワイドカード | ゴールドカード | |
入会・継続時のボーナスマイル | 1000マイル | 2000マイル | 2000マイル |
搭乗時のボーナスマイル | 10% | 25% | 25% |
カードラウンジ | なし | なし | 〇 |
あと付帯保険の補償内容がカードの種類ごとに違ってきます。
スマートシニア空割は、搭乗日により割引率が異なります。
以前にも言った通り、当日にご利用できる座席数には限りがあります。(ない場合もあります)
旅客施設使用料を加算する場合があります。(対象となる空港発着の場合)
予約、購入、搭乗時に「生年月日確認登録」済みのANAマイレージクラブカードまたはANAカードが必要になります。
そのカードの提示がない場合は割引が適応されませんから、忘れずに持っていきましょう。
年齢を証明する公的書類を提示しなければならないことがあるので、常備しておきましょう。
ANAカードには必要ないですが、ANAマイレージクラブカード(デビットカード、プリベイドカードを含む)の「生年月日確認登録」をするにはANA国内線空港カウンターにて公的書類の提示が必要です。
公的書類(空港カウンターでの提示は原本にて)
*運転免許証・パスポート・健康保険証
*住民票(6ヶ月以内に発行されたもの、「生年月日確認登録」には発行日は問いません)
*区民証、市民証、町民証、村民証
*年金手帳(基礎年金番号通知書)
*身体障害者手帳・戦傷病者手帳・療育手帳
*在留カード
*住民基本台帳カード(写真付き)
*個人番号カード(マイナンバーカード)(写真付きのもの)
*船員手帳、宅地建物取引主任者証、無線従事者免許証
*その他公的機関が発行する免状・証明書
そのメリットの検証について
満65歳以上のANAスマートシニア空割は運任せの割引サービスのようです。
だから、いつどこに行くかを決めてもそのとおりに行けるかは保証されません。
当日に空席があるかどうかわからないので、事前に別の予約していると、当日に空席を確認すれば、事前予約分を払い戻ししてから申し込まなければなりません。
例えば、旅割の取消手数料は13日前~出発時刻前までの場合は運賃の60%もかかるので払い戻して再度スマートシニア空割に申し込むメリットが全くないですね。
特割(特割3と特割1)の場合は、払戻手数料が1区間につき430円、取消手数料が運賃の約5%なので、旅費を比較して変更した方が得なのかそのままがいいのか検討してみましょう。
まとめ
ANAのスマートシニア空割は当日の便に空席がないと申し込むことができません。
子や孫、友人などと旅行計画を立てるには不向きな割引制度のようですね。
飛行機の座席に空きがある日に、宿の手配ができるとき限定で「ぶらり旅」に出かけるときに使えそうです。
航空会社も儲けなければならないでしょうが、もうちょっと高齢者のことを考えて欲しいですね。
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