不動産取得税とは その算出の仕方と軽減の特例について

 

 


人生で一番大きな買い物と言えば住宅を思い浮かべます。

 

誰であっても、自分の住みかには思い入れがありこだわりもでてきます。

 

大抵は数十年の住宅ローンを組んで購入することになるのですが。

 

その住宅を購入する時にも税金はかかっているのです。

 

不動産取得税とは その算出のしかたと軽減の特例について解説します。

 

スポンサーリンク

不動産取得税とは

 

土地や家屋を購入したり、もらったり、家屋だけを新築・増築・改築したりして価値を高めたりすると、不動産を取得したり価値が増えた分を取得する際に不動産取得税がかかってきます。

 

土地や家屋を購入すると、そのものの価値に対してかかりますし、所有している土地の上に新たに住宅を建設すればその住宅の価値に対してかかります、また、増築や改築したりして不動産としての価値が上昇すればその上昇分に対しても不動産取得税がかかることになります。

 

不動産取得税はその不動産の所在地の都道府県が課税して徴収するもので、地方税の一種になります。

 

課税の請求は取得したときではなく、しばらく経ってから請求されることになります。

その期間は取得後6ヶ月~1年半くらいになり、都道府県から納税通知書が届くことになります。

 

それをもとに金融機関で納付することになります。

 

個人の住宅の場合には土地・家屋ともに軽減措置があります。

 

実際のお金のやり取りには関係なく、贈与や交換などの場合にも課税されることになりますが、相続や会社の合併などによる取得は形式的な所有権の移転として課税されないことになります。

 

その算出の仕方について

 

総務大臣が定める固定資産評価基準によりその不動産の価値が決まり「固定資産課税台帳」に登録されます。(新築の場合は都道府県知事が価格を決定します)

 

その登録した価格に対して課税がされることになるのです。

増築などの場合は、増築したことによって増えた価値(価格)が課税の対象になります。

 

その増えた価値の部分を不動産の価格として以下の計算式により不動産取得税が計算されます。

 

不動産取得税額=(不動産の価格-控除額)x税率

 

控除額は一般の建物ではゼロ、住宅用の建物では、新築はいくら、既存住宅では新築された日によりいくらというふうに決まっています。

 

税率は特例が無い場合は(一般の建物)4%となります。

スポンサーリンク

 

軽減の特例について

 

軽減の特例の適用があれば、不動産取得税はゼロから数万円程度で済むものの、適用がなければ数十万円にもなることがあるため、事前にしっかり軽減の特例について把握しておく必要があります。

 

1)新築住宅等に対する軽減の特例

 

特例適用住宅(新築住宅)では以下のような特例としての計算式になります。

 

不動産取得税額=(不動産の価格-1200万円)x3%

 

特例適用住宅

住宅を新築したり、または他人が新築した住宅でまだ人が居住の用に供していないものを購入した場合で、そしてその住宅は、床面積が50平方メートル(戸建て以外の貸家住宅は40平方メートル)以上、240平方メートル以下のものをいいます。

本人の居住用のものでなくても良い(賃貸でもOK)。

 

*住宅の長寿命化「200年住宅」促進税制が創設され、一定の特定認定長期優良住宅については、控除額が一般(1200万円)の場合よりも増額され1300万円になります。

 

 

2)既存住宅(中古住宅)に対する課税標準の特例

 

既存住宅の場合は控除額は新築された日により、以下の表のとおりになります。

 

不動産取得税額=(不動産の価格-控除額(A))x3%

 

新築された日 控除額(A)
平成9年4月1日以降 1200万円
平成元年4月1日~平成9年3月31日 1000万円
昭和60年7月1日~平成元年3月31日 450万円
昭和56年7月1日~昭和60年6月30日 420万円
昭和51年1月1日~昭和56年6月30日 350万円
昭和48年1月1日~昭和50年12月31日 230万円

 

住宅の床面積が50平方メートル以上で、かつ240平方メートル以下。(平成10年7月1日以降)

住宅の取得の日前20年以内に新築されたもの(マンションで鉄筋コンクリート造など一定の場合は25年)

一定の新耐震基準に適合している場合は特例の適用になる。

取得した本人の居住用のものに限る。

 

 

 

3)住宅用土地に対する軽減の特例

 

その土地に建ててある建物により決まります、特例適用住宅であったり、既存住宅の特例に適合していれば、以下の式での計算になります。

 

不動産取得税額=(不動産の価格x1/2x3%)-税額控除額(B)

 

(1)特例適用住宅の場合、土地の取得から3年以内に新築すること、あるいは3年以内に土地を取得すること(土地を借りて立てた場合)。

税額控除額(B)は次のどちらか高い方

1.45000円

2.(土地1平方メートル当たりの固定資産評価額x1/2x課税床面積(200平方メートル限度)x2)x3%

 

(2)既存住宅の特例に適合していれば、土地の取得から1年以内に上の建物を取得すること、その上の建物を取得して1年以内にその土地を取得すること(土地を借りていた場合)

税額控除額(B)は次のどちらか高い方

1.45000円

2.(土地1平方メートル当たりの固定資産評価額x1/2x課税床面積(200平方メートル限度)x2)x3%

 

まとめ

不動産を取得する時は、上記に書かれた内容を参考に取得するようにしましょう、そうすれば軽減の特例が適用され税金が減額されます。

Visited 1 times, 1 visit(s) today
スポンサーリンク

関連記事

ジュニアNISAとは 口座開設するメリットとデメリットについて

    株式投資の優遇税制がなくなり、投資への意欲がなく

記事を読む

スマホ決済アプリで納税をスムーズに!メリットと選び方ガイド

税金の納付がスマートフォン決済アプリで可能になり、場所や時間を問わずに納税ができるようになりまし

記事を読む

相続人とは それぞれの立場での順位と 法定相続分について

    近い人が亡くなると遺産相続について考えなきゃ

記事を読む

退職金にかかる所得税とは 計算方法についてと手続きの仕方など

    サラリーマンとして長年勤めて後に、会社を辞め

記事を読む

相続時精算課税制度とは その適用対象者と税額の計算について

      事業を営んでいたりしてる

記事を読む

年末調整で還付が起こる場合は その例についてと追徴課税はどんなとき

    サラリーマンをしていると給与を支払う際に所得

記事を読む

学生アルバイトの所得税 いくらまで無税になる その内容について

    昨今は、大学生に限らず高校生でもアルバイトを

記事を読む

遺言とは 遺留分を主張できる相続人と その相続財産の割合について

    被相続人が生前に、親族の状況を見て、自分が亡

記事を読む

配偶者特別控除とは 配偶者の適用の条件と配偶者特別控除額について

    納税者にとって配偶者控除が一つの控除として意

記事を読む

贈与税とは 対象とならないものと対象になるものについて

      誕生日やクリスマス会など

記事を読む

無料で楽しむLINEスタンプの魅力について紹介

LINEユーザーなら一度は目にしたことがある「LINEスタンプ

スマホで簡単に楽しむLINEマンガの選び方

現代の忙しいライフスタイルの中で、手軽にリラックスできる趣味を

固定電話を利用したLINEアカウントの新規登録方法とは

LINEは今や国内外問わず、多くの人々に利用されている定番のコ

東京駅から新宿駅までの電車の乗換方法を徹底解説

東京駅から新宿駅までは、東京都内でも特に利用者が多い移動ルート

LINE年齢制限を知った上での利用方法を考える

スマートフォンの普及に伴い、SNSやメッセージアプリの利用が日

→もっと見る

PAGE TOP ↑