スマートEXを利用する際の注意事項とヒント

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新幹線の予約がオンラインで簡単にできる「スマートEX」は、忙しいビジネスパーソンや旅行者にとって非常に便利なサービスです。ただし、発券方法やICカードとの連携、受け取り方法などを正しく理解していないと、スムーズに乗車できない可能性もあります。本記事では、「スマートEX」の発券に関する手順や注意点を中心に、便利な活用法やトラブル時の対処法まで詳しく解説します。初めて利用する方にも、すでに使っている方にも役立つ情報をお届けします。
スマートEXの発券方法とは
スマートEXとICカードの連携
スマートEXでは、交通系ICカード(SuicaやICOCAなど)を事前に登録しておくことで、紙の切符を発券せずにそのまま改札を通過できます。これは「チケットレス乗車」と呼ばれ、利便性が非常に高いです。ICカードの登録はスマートEXのマイページから行い、複数枚のICカードも登録可能です。ただし、登録したICカードでしか乗車できないため、利用時はどのカードを使ったかをしっかり確認しましょう。
予約から発券までの流れ
スマートEXの予約から発券までの基本的な流れは、まずスマートフォンやパソコンから会員登録を行い、乗車区間と日時を選択して予約を完了します。チケットレスでの乗車を選んだ場合はICカードでそのまま乗車可能ですが、紙の切符を必要とする場合は駅で発券する必要があります。発券は指定席券売機やみどりの窓口で可能で、予約番号やICカードを使って操作します。発券には時間がかかる場合があるため、出発前に余裕を持って行動することが大切です。
発券できない場合の対処法
発券がうまくいかない場合の主な原因として、ICカードの登録ミスや予約番号の入力ミス、または機器の不具合などがあります。このようなトラブルが発生した場合は、駅構内の「みどりの窓口」またはスマートEXサポートセンターに連絡するのが最善です。特に旅行当日のトラブルは時間との勝負になるため、出発前に予約内容とICカードの登録状況を再確認しておくと安心です。
受け取り方法の種類と選択肢
みどりの窓口での受取
「みどりの窓口」での切符受取は、特に初めてスマートEXを利用する方や、操作に不安がある方にとって安心できる方法です。窓口では駅係員が直接対応してくれるため、操作ミスの心配がなく、質問や変更にも柔軟に対応してもらえます。発券の際には、予約完了時に送られてくる「予約番号(8桁)」や「登録した電話番号」の提示が必要で、身分証明書(運転免許証や保険証など)が求められる場合もあります。特に、乗車日直前や早朝・深夜の対応が必要な場合には、営業時間の確認も重要なポイントです。窓口は多くの駅で朝6時頃から夜11時頃まで営業していますが、駅によって異なるため事前確認をおすすめします。繁忙期(年末年始・GW・お盆など)は長蛇の列ができることもあるため、最低でも30分程度の余裕を持って駅に到着するのが安心です。
指定席券売機の利用方法
指定席券売機は、タッチパネル式で直感的に操作できるため、初めての利用でも簡単に発券できるのが魅力です。券売機での発券に必要な情報は、主に以下の3つです:①予約番号(数字8桁)、②スマートEXに登録した電話番号の下4桁、③登録済みのICカード(あれば)。これらを入力または読み取らせることで、すぐに発券処理が始まり、数分以内に紙の切符を受け取れます。また、券売機では、予約の確認、座席の変更、領収書の発行なども可能で、多機能性も兼ね備えています。ただし、券売機が1~2台しか設置されていない小規模駅では、混雑や待ち時間が発生することがあるため、駅構内マップを事前に確認しておくとスムーズです。タッチ操作に不安がある場合は、画面左下にある「案内ヘルプ」ボタンを活用すると、音声付きで丁寧な説明が受けられます。
QRコード受取の手順
スマートEXでは、予約完了時に表示されるQRコードをスマートフォンに保存またはスクリーンショットしておくことで、紙の切符を簡単に発券することが可能です。このQRコードを対応する「EX予約専用の発券機」にかざすだけで、予約情報が自動的に読み取られ、数秒で切符が発行されます。特に荷物が多い旅行者や、ICカードを持っていない一時利用者にとっては、非常に手軽でスピーディーな受け取り方法と言えます。利用可能な発券機は、主要駅の指定エリアに限られており、地方の駅や小規模な駅では対応していないケースがあるため注意が必要です。発券機の場所は、スマートEXの公式サイトや駅構内マップで事前に確認しておくと安心です。また、スマホの画面が暗すぎたり、保護フィルムの反射で読み取りに失敗することがあるため、明るい画面でかざすことを心がけましょう。万が一QRコードで発券できない場合は、みどりの窓口や指定席券売機に切り替えて対応できます。
東京駅でのスマートEX利用
東京駅の改札内設備
東京駅では、スマートEX利用者のためにさまざまな設備が整っています。改札内には指定席券売機や発券用の端末が複数設置されており、混雑時でも比較的スムーズに切符を受け取ることが可能です。また、スマートEX専用の案内表示もあるため、初めての方でも迷いにくくなっています。さらに、ICカード対応の自動改札も完備されており、チケットレスでの乗車も問題なく行えます。時間に余裕を持って改札を通ることで、ストレスの少ない乗車体験が実現できます。
自由席と指定席の違い
スマートEXで予約する際には、「自由席」と「指定席」を選ぶことができます。自由席は予約不要で、空いている座席に自由に座れるため、急な予定変更にも対応しやすいのがメリットです。一方、指定席は座席が確保されているため、確実に座って移動したい方に適しています。特に長距離移動や混雑時間帯の利用では指定席が安心です。ただし、指定席は自由席よりも料金がやや高めになる点や、自由席は満席時に座れないリスクも考慮しましょう。
東京駅での受取方法
東京駅でのスマートEXの切符受取方法は複数あります。改札外にある「みどりの窓口」、または「指定席券売機」での受け取りが基本ですが、スマートフォンに表示されたQRコードを使って発券することも可能です。スマートEXに登録したICカードで直接改札を通るチケットレス乗車も対応していますが、東京駅の構造はやや複雑なため、事前に受取場所や機械の設置位置を確認しておくと安心です。特に初めて利用する方は、乗車時間の30分前には駅に到着しておくとよいでしょう。
発券の時期と注意点
いつから予約可能か
スマートEXでの新幹線予約は、乗車予定日の1ヶ月前の午前10時から開始されます。たとえば、8月15日に乗車する場合、7月15日の午前10時にその便の予約が可能になります。この予約開始時刻は全国共通で、東海道・山陽・九州新幹線などすべての対象路線に適用されます。
特にお盆、年末年始、ゴールデンウィークなどの繁忙期は、多くの人が同時に予約を行うため、10時ちょうどにアクセスが集中し、サイトが重くなる、つながりにくくなることもあります。このような場合は、10分〜15分程度時間を空けて再アクセスすることで、比較的スムーズに予約できることがあります。
また、スマートEXではチケットレス予約であっても、キャンセル・変更が出発直前までオンラインで可能なため、先に仮予約を入れておくという活用法も有効です。たとえば、希望の時間帯に確保できなかった場合でも、後日キャンセル待ちや空席情報を確認しながら予約を変更できます。もちろん、キャンセル時には所定の手数料がかかる場合もあるため、商品タイプごとの条件もよく確認しておきましょう。
発送や受取のタイミング
スマートEXでは、予約したきっぷは郵送で届くことはなく、すべて駅での受取またはICカードによるチケットレス乗車という形式が基本となります。紙のきっぷを選択した場合、受け取り方法には以下の3つがあります:
・指定席券売機での受取
・みどりの窓口での受取
・QRコード対応の発券機での受取
これらは、原則として乗車直前まで受け取ることが可能ですが、駅の混雑や機械の不具合、操作の不慣れなどによって時間を要することもあるため、出発の30分〜1時間前には駅に到着しておくのが安全です。
一方、チケットレス乗車を選択した場合は、ICカードを事前にスマートEXに登録しておけば、駅での受取は一切不要です。改札機に登録済みのICカードをタッチするだけで乗車が可能になるため、発券ミスや忘れの心配もなく、特に朝の出勤時間帯などに非常に便利です。ただし、ICカードの登録が完了していないと乗車できないため、予約後は必ずマイページで確認しましょう。
発車時間との関係
スマートEXで発券する際は、乗車予定列車の発車時刻までであればいつでも発券可能ですが、時間ギリギリの行動はリスクを伴います。特に東京駅や新大阪駅のような大型ターミナルでは、駅構内が広く、指定席券売機や改札までの移動に5分〜10分以上かかることもあります。
推奨される行動としては、発車の15分〜30分前までには発券を済ませておくこと。混雑やトラブル(例:券売機の長蛇の列、QRコード読み取りの失敗など)を想定して、余裕を持って行動することが重要です。
また、ICカードによるチケットレス乗車であっても、改札機で読み取りエラーが起きた場合は、再タッチや駅係員の対応が必要となるため、発車5分前では間に合わない可能性もあります。発車時間を過ぎてしまうと、その予約は無効となり、別途新たなきっぷを購入することになるため、出発前の時間管理は非常に重要です。
時間に余裕を持った発券・乗車で、安心・快適な新幹線利用を実現しましょう。
交通系ICカードの利用方法
お勧めのカードと特典
スマートEXでは、日本全国の主な交通系ICカードが利用可能で、Suica、ICOCA、TOICA、PASMO、Kitaca、SUGOCAなどが対応しています。その中でもポイント還元や独自の特典が付くICカードを選ぶことで、よりお得な新幹線利用が実現します。
特におすすめなのが「JREカード」と連携させたモバイルSuicaです。JREカードをSuicaに紐づけることで、チャージ利用や新幹線利用分に対してJREポイントが貯まり、1ポイント=1円として交通費や駅ナカ施設で利用可能です。日常的にJR東日本エリアを利用する人には非常にメリットが大きいです。
また、EX予約サービスとICOCAを連携させることで、東海道・山陽新幹線利用時にEXポイントを獲得でき、ポイントは後日、新幹線のきっぷに交換できます。これにより、頻繁に新幹線を利用するビジネスパーソンや出張族にとってもコスト削減効果が期待できます。
ICカードは自分の生活エリアで使いやすいものを選びつつ、ポイント還元や連携サービスの有無を基準に選ぶと、より賢くスマートEXを活用できます。
残高不足時の対応
スマートEXでは、ICカードを利用した「チケットレス乗車」が主流ですが、乗車時にICカードの残高が不足していると改札機を通過できないため注意が必要です。ICカードは、入場時と出場時のタッチが必要で、残高不足の状態ではエラー音が鳴り、改札が開きません。
乗車前には、駅構内のチャージ機、コンビニのレジ、交通系アプリなどで事前に残高を確認・チャージしておきましょう。特にモバイルSuicaやモバイルICOCAを使用している場合は、スマートフォンからアプリを使って数秒でチャージ可能なので非常に便利です。オートチャージ機能を設定しておくと、一定金額以下になったときに自動でチャージされ、乗り遅れのリスクを軽減できます。
もし改札で止められてしまった場合は、近くにある精算機で不足額をチャージするか、駅係員に伝えて対応してもらいましょう。事前のチャージ習慣を身につけておくことで、スムーズな乗車が可能になります。
ICカードの設定方法
スマートEXでICカードを利用するには、まずスマートEXの会員登録が必要です。会員登録後、マイページにログインし、「ICカード情報登録」の項目から、ICカードの番号(カード裏面にある17桁の番号)を入力することで設定が完了します。この登録により、チケットレスで改札を通過し新幹線に乗車できるようになる仕組みです。
登録は一度行えば以降も有効ですが、以下のような場合には再設定が必要になります:
・新しいICカードに切り替えたとき
・モバイルSuicaなどでスマホ機種変更したとき
・登録情報を誤って削除した場合
登録可能なICカードは1枚のみですが、家族分など複数登録したい場合は、同一アカウントではなくそれぞれ別の会員登録が必要です。なお、カードの登録後は、スマートEXで予約した列車に登録済みのICカードをタッチするだけで乗車できるため、切符を受け取る手間が一切なくなります。
この設定を済ませておくだけで、改札通過から乗車までが非常にスムーズになるので、初回登録時に忘れず行っておきましょう。
乗車券と特急券の違い
乗車券の取得方法
「乗車券」は、鉄道で移動する際に必要となる基本的な運賃部分をカバーする切符です。スマートEXでは、新幹線の予約時に乗車券と特急券がセットで自動的に発行されるため、通常は別途で乗車券を取得する必要はありません。
ただし、以下のようなケースでは、乗車券を別途手配する必要が出てくることがあります:
・新幹線の区間だけをスマートEXで予約し、在来線は別ルートを使う場合
・大都市近郊区間でICカードを使って在来線を移動するが、新幹線部分だけをスマートEXで予約した場合
・会社支給の乗車券など、既に乗車券のみを別手段で入手している場合
紙の乗車券が必要な場合は、みどりの窓口や指定席券売機で、スマートEXの予約番号や電話番号を入力することで受け取ることができます。なお、ICカードを登録してチケットレス乗車する場合は、乗車券の情報もICカードに記録されて処理されるため、紙の発券は不要です。出張などで精算書類が必要な場合は、Web上で領収書を発行することも可能です。
特急券の予約手順
特急券は、新幹線などの特急列車に乗車する際に必要な追加料金を支払うための切符です。スマートEXでは、乗車券と特急券を一体型としてオンラインで予約できるため、手間が少なく非常に便利です。
予約方法は以下の通りです:
1.スマートEXのWebサイトまたはスマートフォンアプリにログイン
2.乗車区間・日時を選択
3.座席タイプ(指定席/自由席/グリーン車など)を選ぶ
4.内容を確認して予約を確定
予約完了後は、マイページで内容を確認・変更することができ、特急券部分のみの変更も出発時刻前であれば可能です。たとえば、同じ区間で出発時間だけを前後させたい場合や、座席位置を変更したいときに便利です。
また、利用者の多い時間帯に予約する際は、あえて混雑を避けるために早朝・深夜の便を選ぶと空席が取りやすく、静かな車内で快適に移動できます。予約完了後は、チケットレス乗車用にICカードを登録しておくと、改札での処理がスムーズです。
割引や特典の情報
スマートEXには、さまざまな割引制度やポイント特典があります。中でも注目すべきは、以下のような「早特商品」です:
・EX早特21:乗車21日前までの予約で、通常より大幅に安い料金が適用。
・EXこだまグリーン早特:こだま号のグリーン車を格安で利用できる人気商品。
・EXのぞみファミリー早特:家族向けで、お得な料金設定が魅力。
これらは通常運賃から1,000〜5,000円以上安くなることもあり、早めの計画で大きな節約につながります。ただし、これらの割引きっぷには以下のような制約があります:
・変更不可(日時や便の変更が一切できない)
・キャンセル時に手数料がかかる
・利用可能な列車・時間帯が限定されている
また、スマートEXでは「EXポイント」という独自のポイント制度も導入されています。乗車ごとにポイントが加算され、一定数貯まると、ポイントを使って新幹線のチケットに交換することが可能です。定期的に新幹線を利用する方は、このポイント制度を活用することで実質的な運賃割引が得られます。
割引商品は販売数が限定されているため、予約開始直後に確保するのが理想です。キャンペーンや期間限定の特典も頻繁に登場するため、スマートEXの公式サイトを定期的にチェックしておくと見逃しがありません。
ネット予約の便利さ
スマートフォンアプリの利用
スマートEXのスマートフォンアプリは、iOS(iPhone)およびAndroidに対応しており、新幹線の予約・確認・変更・キャンセルといった一連の操作を、いつでもどこでも手軽に行えるのが最大の魅力です。アプリを使えば、時刻表や運賃の検索はもちろん、予約した列車の通知設定が可能で、「あと30分で発車」などのリマインドも届きます。乗り遅れや予約忘れのリスクを減らせるため、特に忙しいビジネスパーソンにおすすめです。
アプリでは以下のような機能が便利です:
・乗車区間・日時・座席タイプをスワイプ操作で簡単に選択
・登録済みICカード情報や、EXポイントの確認
・領収書発行や利用履歴の閲覧
・複数の予約管理(出張や家族旅行などに便利)
UI(ユーザーインターフェース)も直感的で、スマートフォンに不慣れな方でも迷うことなく使える設計になっています。アプリは無料でダウンロードできるため、スマートEXを利用する際にはインストールが必須レベルの便利ツールです。
事前登録とそのメリット
スマートEXを使うには、まずWebサイトまたはアプリから会員登録を行う必要があります。登録時には氏名・メールアドレス・電話番号・ICカード情報(チケットレス利用の場合)などを入力します。登録は無料で、数分で完了します。
事前登録を行うことで、次のようなメリットが得られます:
・一度登録すれば、以降の予約がログインだけでスムーズに可能
・ICカード情報を紐づけることで、紙のきっぷなしでそのまま改札通過(チケットレス乗車)
・EXポイントが自動で貯まり、次回以降のきっぷ購入に利用可能
・法人用アカウントなら、出張精算のための領収書発行や管理も容易
さらに、マイページでは過去の乗車履歴や領収書の再発行も可能なので、ビジネスシーンでの利便性は非常に高いです。セキュリティ面でも、パスワードや2段階認証が用意されており、個人情報の保護も安心です。
オンラインでの発行手続き
スマートEXで予約が完了すると、登録しているICカードに自動的に「乗車権」が紐づけられ、改札にそのICカードをタッチするだけで新幹線に乗車できます。この場合、紙のきっぷを受け取る必要は一切なく、「発行手続き自体が不要」なのが最大の特徴です。移動時間の短縮や紛失リスクの軽減につながり、まさに「スマート」な乗車スタイルといえます。
一方で、紙のきっぷが必要な場合(同行者への渡し用、経費精算用など)は、オンライン上で「券売機で受取」「みどりの窓口で受取」といった選択が可能です。その後、駅で以下のいずれかの方法で発券します:
・指定席券売機で予約番号と電話番号の下4桁を入力
・QRコードを発券機にかざす
・窓口で予約内容を伝える
また、予約情報はアプリ・Webの「予約一覧」からいつでも確認可能で、乗車時に慌てることもありません。予約内容の変更・キャンセルもオンラインで完結するため、紙の手続きや待ち時間を最小限に抑えたい方に最適なサービスです。
発券手数料と料金について
発行時に必要な手数料
スマートEXの通常予約では、発券や予約に関する基本的な手数料は一切かかりません。紙のきっぷを駅で受け取る場合も、券売機・窓口・QRコード対応機など、どの方法であっても発券手数料は不要です。これは、チケットレス乗車でも紙のきっぷ利用でも同様です。
ただし注意すべきなのは、割引商品(早特系など)を利用した場合の変更・取消時です。以下のようなケースでは、手数料が発生します:
・EX早特21、EXこだまグリーン早特などの限定商品は、「変更不可」や「取消時に手数料発生」などの条件がある。
→ 例えば、キャンセルするだけで320円〜数千円の手数料が差し引かれることがあります。
・乗車時間直前のキャンセルでは、そもそも払い戻しできない、または全額払い戻し不可になることも。
また、以下のようなオプションサービスを選んだ場合には、追加料金がかかります:
・グランクラス利用(食事・ドリンク付き)
・車いす対応座席などの特別設備
・一部サービス付きの団体予約オプションなど
これらのオプションは予約時に表示される追加料金に基づいて加算されるため、選択時に内容と費用を必ず確認しましょう。なお、こうした有料オプションもキャンセル時には払い戻し対象外となる場合がありますので、利用の際は条件をしっかりチェックすることが重要です。
各券種の料金を比較
スマートEXでは、乗車スタイルや目的に応じて複数の券種が選択可能です。それぞれの券種は設備やサービス内容に応じて料金が異なります。以下は主要な券種の特徴と料金比較の目安です(東京〜新大阪間を例にした参考価格)。
券種 | 特徴 | 料金目安(通常期) |
---|---|---|
自由席 | 安価だが座席の指定なし。混雑時は立つ場合も。 | 約14,000円前後 |
指定席 | 指定された席が確保されている。自由席より快適。 | 約14,800円前後 |
グリーン車 | ゆったりしたシート。静かで落ち着いた空間が魅力。 | 約19,000円前後 |
グランクラス | 最上級の快適空間。専用アテンダント・軽食サービス付き | 約26,000円〜 |
利用シーンに合わせて選び分けるのがポイントです。
・出張や急な移動には自由席や指定席。
・長距離の移動や快適さ重視ならグリーン車がおすすめ。
・プレミアムな体験をしたい、または大切なゲストとの旅行ならグランクラスも選択肢。
また、早特商品を活用することで、これらの上位席種でも割安で乗車できる場合があります。たとえば、通常19,000円程度のグリーン車が早特で15,000円以下になることもあります。早めの予約と券種選びで大きな価格差が生まれるため、比較検討はとても重要です。
特典割引の考慮点
スマートEXでは多彩な割引商品が提供されており、早めに予約することで通常よりも数千円安く新幹線に乗車できるのが魅力です。代表的な割引商品には以下があります:
・EX早特21:21日前までに予約することで大幅割引。のぞみも対象。
・EXこだまグリーン早特:こだま号のグリーン車を格安で利用可能。
・EXのぞみファミリー早特:家族やグループでの利用に適したペア割引。
・EXバリ得商品(旅行会社限定):旅行会社経由での割安パッケージ。
ただし、これらの割引商品は次のような利用制限や注意点</strongがあります:
・変更不可:乗車日や時間の変更はできず、変更したい場合は一度キャンセル(手数料あり)して再予約が必要。
・払い戻し制限:払い戻し不可、または高額な取消手数料が発生。
・席数限定:販売数が限られており、人気日程や時間帯はすぐに売り切れる。
・利用時間帯の制限:特定の便や時間帯にしか使えない場合がある。
さらに、EXポイントが付かない商品もあるため、ポイント利用を重視する人には不向きな場合もあります。お得に見える割引きっぷでも、自身の旅行スタイルに合っているかどうかを慎重に見極めましょう。
割引商品は魅力的ですが、予定変更の可能性がある人や、柔軟なスケジュール調整が必要な場合には不向きです。確実に予定が決まっている場合に限り、積極的に活用すると非常に効果的です。
トラブルシューティング
発券トラブル時の連絡先
発券に関するトラブルが発生した場合、まずはスマートEXのカスタマーセンターに連絡しましょう。公式サイトには問い合わせフォームや電話番号が掲載されており、緊急時には電話での問い合わせが最も迅速です。また、駅の係員に直接相談するのも有効な手段です。スマートEX会員の場合、ログイン後に問い合わせ履歴を確認できるため、対応の経過を把握しやすいのもメリットです。
スマートEXのカスタマーセンター 電話:0570-00-8574 (5:30~23:30)
再発行や払戻方法
チケットを紛失した場合、ICカード登録でのチケットレス利用であれば基本的に再発行の必要はありません。ただし、紙の切符を紛失した場合は再発行不可なことが多く、購入し直しとなる可能性があります。払戻は、乗車前であればオンラインで申請可能ですが、払戻手数料がかかる場合もあるため注意が必要です。利用日当日の取消しや変更については、駅の窓口対応が必要になることもあります。
よくある質問と回答
利用者からのよくある質問には、「ICカードの登録は複数できる?」「領収書はどうやって発行する?」「予約の確認方法は?」といった内容があります。これらはすべてスマートEXの公式サイトやアプリで対応可能です。FAQページも非常に充実しており、基本的な疑問はすぐに解決できるようになっています。初めて利用する方は、まず公式のガイドを一読しておくとスムーズです。
まとめ
スマートEXは、新幹線の予約・発券・乗車を非常にスムーズにしてくれる便利なサービスですが、正しい知識を持って利用することが重要です。ICカードの登録、発券のタイミング、受取方法、割引の活用など、理解しておくべきポイントが多くあります。また、チケットレス乗車が可能なため、忙しい日常でも効率よく移動できるメリットがあります。一方で、発券忘れや残高不足といったミスが起こりやすいため、事前確認を習慣にすると安心です。この記事を参考に、スマートEXをより快適に、トラブルなく活用してください。
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