風邪対策としての食事の考え方は栄養バランスと空腹に注目する
寒くなると風邪が流行りだしますね。寒さだけでは風邪にはならないのですが。寒くなると、乾燥によりのどの粘膜が乾いたりして粘膜バリアが弱くなったり、血管が収縮し血流が悪くなるので、風邪の防御システムの1つである気管の繊毛運動が弱ることも風邪にかかりやすいようになる要因になるのかもしれない。
季節の変わり目で、温度変化のあるときは、温度変化により体力が奪われることで風邪が誘引されることはあるようです。
そういう免疫力が低下しそうなときに、疲れやストレス、栄養不足などで体力が落ちると、ウイルスなどに負けて感染しやすくなります。
日ごろから風邪対策として、食事をいろいろ工夫することで良さそうなことがないか考えてみることにしました。
Contents
風邪とは
風邪といっても、原因菌やウイルスはさまざまです。原因となるものでは、一番多いのはライノウイルス次にコロナウイルスです他にRSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルス、まれに一般細菌、マイコプラズマ、クラミジアなどがあります。原因ウイルスは、ここに示したものを含めて200種類以上あるらしいので、どのウイルスが原因なのかは特定困難でしょう。そして同じウイルスでもたくさんの型があり、それが毎年変異しますので、一度感染し獲得した免疫も、すぐにだめになって風邪を引くことになります。
それらの病原体が上気道感染することで、鼻やのどに急性炎症が起こります、それから、のどの痛み、くしゃみ、鼻水、頭痛、だるさなどが出てきます、やがて鼻水が粘り気をもってきたり、鼻粘膜が腫れることで鼻が詰まってきたりします。咳なども出だして、発熱、吐き気、下痢をもたらすことも。
このような風邪にあまりかからないようにするには食事などの対策でどうすればいいのでしょうか。
風邪対策で食べるものとは
風邪対策としては免疫力の強化に寄与しそうなものをバランスよくとることをおすすめします。もちろん食べ過ぎはよくありません。胃に負担をかけると、体力を奪われ、ひいては免疫力の低下につながるからです。
ウイルスなどに対する抵抗力や免疫力を高めるものとしては。
亜鉛
ビタミンC
ビタミンA
ビタミンD(最近では注目されています)
たんぱく質
乳酸菌
などに注目してみましょう。
牡蠣などの魚介類、赤身の肉、卵、ヨーグルトなどの乳製品、大豆製品、新鮮ないちごやミカンなど、緑黄色野菜などやナッツ類などもバランスよくとって免疫力の強化をしていきましょう、ビタミンCの観点からするとオレンジジュースなどに注目しがちですが、糖分が多いのであまり良くないと思います。成分表示でビタミンCやビタミンAがたくさん含まれているものを選んで飲むようにしましょう。できれば新鮮な果物などからとるようにした方が良いですが。お菓子類も控えめにするのがいいと思います。
風邪対策には時には空腹が良い
私の場合、経験上、風邪の季節には時折無性におなかがすくことがあって、よく肉料理などおなかにもたれそうなものを食べると、その時はおいしく食べられて満足するのですが、翌朝起きると、あれ、喉が痛いとなって風邪をこじらせることが多かったんです。
なので、そういうときには胃にもたれない、消化の良いものをとるようにして、こってりとしたものなどをあまり食べないようにしたら、風邪を引く回数が激減しました。
おそらく、おなか一杯、それもこってりとしたものなどを食べると、消化のために胃腸に血液がたくさん集められ、のどや気管などの粘膜に血液が行き渡らなくなるので防御システムがおろそかになり、ウイルス感染しやすくなるのかな~と思っています。日ごろから、栄養バランスを考えて過ごすことも大切ですが、ここぞというときには、防御システムが十分に働くように環境の御膳立てが必要なのかなと思っています。
まとめ
風邪対策についてはいろいろありますが、今回は、食事について焦点をあててみました。寒い時期に突入すると、風邪との戦いが始まります、事前に免疫力を強化できる栄養バランスの優れた食事をとることで、風邪をひくことなくのりきりたいですね。ピンポイントでは免疫を助ける状況を整えることで感染を回避することも考えながらうまいこと対策ができればいいですね。
もし、風邪を引いたなら、早めに、専門家である医療機関にかかることをおすすめします。
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